アルゼンチン、ブエノスアイレスの小学校の場合:
放課後の課外活動において、子供たちの50%がサッカーを、残りの50%は演劇をするという。
日本、東京において:
東京に住む小学生の子供を持つフランス人の母がインターナショナルスクールに殴り込み(誇張ね)、なんで日本には演劇のクラスがないの!!と血管を切らしたという。
ヨーロッパ、南米では小学校で演劇の教育があるのは当たり前、だって、’ひとのはなしを聞く’とか、’自分の思いを伝える’とか、コミュニケーションの基礎が演劇という行為にはあるから。そういうところを養うべく教育がそこにあるべきと当たり前に思ってるんだろうな。
日本は確かに欧米とは違うから、むこうのアイデアをそのまま日本に持って来てもうまくは行かないことは多々あり、と痛感してる人も多いはず。自分も然り。
でも、文化関係なく、コミュニケーションってめっちゃ根源的に大事なもの。
演劇はそれを具体的に学べる創造行為っつうか、表現行為っつうか。
ビジネスの世界では、ロールプレイングってことばで実践されるようなこと。まずは、その立場になって芝居からしてみましょうよ、みたいな。
介護の学校でも、必ずやる。患者さんの気持ちを理解するために。
つまりは人の気持ちを理解する為に。
2次元の壁の向こう側に夢中になってる子供たちに演劇教育って、すっごいいいと思うんだけどな。
もちろん、大人にも。
昨日、おとといと滋賀、愛知にて演劇ワークショップをさせてもらい、改めて色々と感じてきました。
滋賀では高校生と大人が交じって。愛知では主婦の方々と。参加者の皆さんの表現の引き出しの多さに感動させてもらった強硬突破の2日間でした。
余談*滋賀から愛知に移動する際に名鉄の特急に乗ったのですが、名鉄特急と言えば、小田急のロマンスカーばりに一番前が展望パノラマになってるんだぜ!とわざわざ一度買ったチケットの席を一番前に変えてもらったんですが、その際、あまりにも駅員が淡々としてるので、ん?と思いつつ乗ったその座席の前に見えたのは、もはや壁のみでした。