2010-10-23

さくら の その にっぽん 


今夜はひとり静かに(エッヘン)

金沢のホテルに泊まり、

あっ、芝居の案内をせねば、と、

この機を有効的に使う次第。

ホントにホンキで観てほしい芝居ですので、

金沢の静かな夜を利用して

案内させていただきます。





ロシアに

チェーホフ と いう名の劇作家が いました。

僕が大好きな劇作家です。お医者さんなのにお芝居を書いていた人。

トルストイ、ドストエフスキー、チェーホフ、、、
恐るべし文学大国、ロシア。



彼が死ぬ間際に書いた戯曲、「桜の園」。

さくら の その、 やま、 にわ。



「何か大事なものを忘れてきたような気がする。」



ベルリンに

多和田葉子 と いう 作家が います。

彼女が 書き下ろした作品、


戯曲は すべて ひらがな。
一目で意味が伝わってくる記号化された漢字では
書かれていない戯曲。

チェーホフにインスピレーションを受けて。

さぁさぁ、俳優は大変、か。



ひらがなの冒険が始まった最初のきっかけは



イスラエルに

ルティ・カネル と いう 演出家 が いて、

日本語を ひらがなだったら 読めるから、と。

結果論ながら、それが効をきして。

想像力が膨らむ作品に。

さて、そのイスラエルから来た演出家、ルティ・カネル。
僕としては、ようやく一緒に仕事が出来る!と思える、めっちゃ尊敬?敬愛?敬慕?している演出家。

僕としては、

世界に現存する演出家のナンバーワンのひとり。

だから、そんな人と一緒に仕事できるなんて、ぶっちゃけしんどい。

吸収したい勢いと吸収できるキャパが比例しない。

通訳に忙しくて、じっくり想いを熟す暇がない。
想いを巡らしていると、俳優がキョトンとした顔して、俺を見てる。

おっと。

この作品にて、おいらは演出助手してます。

こういう実験は
やっぱり
少しでも 多くの 人に 見てほしいな。

以下詳細:

チラシのPDF:


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