2011-09-25

おもろい一日 成田空港にて。


ウクライナに行くためにヘルシンキへの飛行機に。

乗るはずだった。

機械整備のアナウンスで、昼食券が配られ。

ー−−−−−ー

まぁ、そんなこんなで今日は成田空港近くの日航ホテルに滞在することに。いやぁ、面白い経験をした。

「機械整備のため、情報をつかむまでお待ちください」

情報をつかむって何だ?!?!?! から始まり、

「ただいま部品を取り寄せております』に至り、、、取り寄せる???? From where?



カウンターからのアナウンスからの前に、空港放送で

「フィンランド航空74便は・・・欠航になりました」
と。



カウンターのスタッフもあわあわ。
待ってた人は騒然。
どこかのツアコンダクターは走り回り、なぜかお菓子を配って回ってた。

「予期せぬ事態」の一幕でした。

こういうときの日本人はホント冷静だね。なぜかみんな笑ってた。

その後もスタッフの指示で、搭乗口に案内され入っていくと、その道が到着口へと繋がってて、入国手続きカウンターへ。
出国もしてないのに入国。パスポートにスタンプ押され。
荷物をピックアップし。。。すごいスムーズな流れ。
一応税関も通り、免税品確認され。

出てみると、そこまではまだ準備が整ってなく、みんな途方に暮れていた。

しばらくしてスタッフが走ってきて、
「フィンランド航空73便の乗客の方は33番のバス乗り場から日航ホテルへ」と。

いやいや74便でしょ、と思わずつっこむ俺。

バスに乗せられホテルに。不安そうな顔や、ワクワクしてる顔や、落胆してる顔や、いらついている顔や。



ようやくホテルの部屋に落ち着く。
カーテンを開ける。目の前に空港。

ビールの栓を開ける。

夜景が楽しみだ。。





2011-09-17

「この空の花」撮影の日々徒然 

長岡から帰京。

約ひとつきの滞在。

大林宣彦監督の作品「この空の花」の撮影。

俳優としても参加させてもらいつつ、現場での仕事をさせてもらいつつ。

濃い日々。
振り返るとマトリックスのような別次元での現実が。

お疲れさまでした。



8月18日。こんな風景から。日本の原風景がありました。


着いて二日後に既にお別れが始まりだしてた。僕は撮影始まって3週間後からの参加だったから。
青森の一輪車クラブ。数日しか一緒にいれなかったけど、純粋と技術の高さが混在してた。


僕らの肩書きはクルークラッカーズ。俳優3人組で、現場の諸々も手伝う集団。
着いて3日目ぐらいだったかな、長岡のうまい酒で親睦会。


最初の撮影休み。長岡出身の友人から情報を得て、ひとりふらりと。


帰りちゃんと帰れるかまずは時刻表を写メしてる俺。


着いたところは朝日酒造。蕎麦と酒。
最高の組み合わせ。
まだこの先に何が待ち構えてるか知らない頃。


昔の酒蔵。


ホテルに戻ると日々スケジュールが。
えっ、明日俺出演になってる。

翌朝に台詞をもらう。

役どころは南相馬から長岡に避難してきた高校生と話をふらりとする酒屋のお兄ちゃん。
長岡入りする前に南相馬から帰ってきたばかりだったから、いろんな思いを巡らせながら演じた。


山古志。美しい。また日本の原風景に出会う。錦鯉の育てている棚の池。


コインランドリー。アメリカにいたときのことや、海外の空港で待ってるその感覚を思い出してた。


空を見上げ始めるようになっていた。深呼吸。


地元のお祭りの夜。空も燃えていた。


いよいよシベリア抑留兵になる準備。
ばさりと髪を切り落とす。


また空を見る。ホテルの部屋からみた日没。
2つの生命会社に挟まれて。


クラッカーズの松兄とコインランドリーに。


栃尾の山奥で見つけたご神体。


その横で見つけた夫婦杉。すごいパワー。
長岡の山の中で見つけた宇宙空間。


棚田が美しい。


空と田んぼが空間を分かち合ってる
感覚。


蛙は灰皿の上、じっとしてる。


またランドリー。撮影の濃い日々でなかなか写真撮れてないから、ふとすきま風が通っている時の写真ばかり。


見るがまま、の場所。実際にここに人が住んでいたなんて、と思いつつ。


クラッカーズでよく足を運んだチャンポン屋さん。チャンポンも皿うどんもマジうまかったな。夜遅くに唯一やってた店。行くと酒をごちそうしてくれる。


もう一人のクラッカーズメンバー。抑留兵になっていく。。。夫婦かってみたいに二人で動くことが多かったな。最高のパートナーでした。


シベリア抑留の撮影前。


ほかの抑留兵たち。マイナス40度のシーンを真夏の河川敷でやるわけで、汗をかいてはまずいからとマイクロバスの冷房のなかで。


長岡空襲のときに多くの人が逃げてきた、平潟神社での撮影。これ午前2時。


エキストラで来ていた2歳になる男の子。爆睡。
こんな小さな子が空襲の犠牲になったのかと思うと。。。

大人が始めた戦争も、大人が始めた原発も、犠牲になるのは子どもたち、なんてこと考えてた。


さらりとこんな高い一輪車に。


クレイジーキャッツの犬塚弘さんと。このシーンは楽しかったな。


怒濤の日々のなか、見つけたねぎらいのお酒。



クランクアップの日。午前2時に撮影終了。
部屋に戻り、語っているうちに朝日が上ってくる。なんだか感無量。


そして東京に戻る前の最後の〆は長岡なのに尾道ラーメン、七鐘屋さん。
最高に美味かった。

ホントに色んなことがあったのだけど、あまりにも濃い日々だったので、数少ない撮った写真から振り返りつつ綴りました。

この空の花に 感謝。

2011-09-12

朗読「心がたり」にちょこっと出演




昨日長岡から帰宅。1ヶ月ぶりの我が家。とっても変な感じです。撮影現場の現実から、東京の現実に戻るのはなかなかな作業になりそうです。
でもそうも言ってられませぬ。昨日は帰京後すぐに「ハンナのかばん」地方公演のための演出で稽古に、そして今日から2日後に控えた朗読公演の稽古に出陣でごあす。


早速ではございますが、公演の案内を。

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この度、鈴鹿景子さんが主催による朗読の公演に少しばかり出演させて頂きます。
戦争童話集や詩の朗読を色々な俳優さん方が朗読されます。
僕は詩を2篇、読ませて頂きます。

ご興味ございましたら、是非とも足を運んで頂けたらと思います。
チケットご希望の方は僕に連絡してくだされば、お取り致します。

以下詳細です:

第2回したまち演劇祭 in 台東 参加作品
したまち演劇祭よなよなばなし第一弾 東日本大震災被災地応援公演 其の二


日時 2011年9月14日(水)19:30
        16日(金)19:30

場所 浅草 東洋館 東京都台東区浅草1-43-12 浅草六区交番前 TEL 03-3841-6631 URL http://www.asakusatoyokan.com

料金 前売 2,500円 当日 2,800円

出演 鈴鹿景子 冨田恵子 麻志那恂子 観世葉子 小林亜紀子 高橋哲彦 大谷賢治郎

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ずっと長岡だったため、群読による朗読劇には参加しませんが、自ら選んだ詩を2篇読ませて頂きます。

終演後、浅草で一緒に飲むというのは如何でしょ?