2014-11-22

紛争地域から生まれた演劇 リーディングの演出をします。


ご無沙汰致しております。9月以降、あっちゃこっちゃ行っておりました。毎年行なっている文化庁主催・劇団銅鑼「ハンナのかばん」の公立小中学校の演劇ワークショップで、今年は鹿児島、大分、宮崎へ。種子島から、本島最南端の佐多岬、映画「100年ごはん」でお世話になった臼杵、はたまた全校生徒26名の小学校にお邪魔したりもしました。当然のことながら、今うちは芋焼酎で溢れています。
また、劇団わが町の「わが町 しんゆり」の再演もあり、あしげに新百合ケ丘にも通っておりました。一昨日までは打ち合わせと銘打って沖縄にも行き、未来のあれやこれやの計画も。はい、色々と動いております。

さて、本題に。来月、リーディングの演出を致します。イスラエル人のアーティスト自身の体験から描かれたパレスチナでの物語をドラッグクイーンが語ります。僕も最初読んだとき、作品の面白さと内容に震えが止まりませんでした。相当なチャレンジになることを覚悟し、この度演出を致します。僕の演出だから観に来て!ってだけでなく、是非ともいろんな方に観てほしい、聞いてほしい、とても鋭い、とてもプライベートな物語です。

因みに演奏は高校からの友人でLittle Creatures等でも活躍する鈴木正人です。オリジナルの舞台ではふんだんに音楽が奏でられるのですが、リーディングでもふんだんに使う予定です。そのため、今鼻歌で作曲中です・・・。


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国際演劇協会主催 紛争地域から生まれた演劇 シリーズ6 リーディング 「私たちは戦争、暴力、支配を超えられるか?1914-2014: 第一次世界大戦から100年」

『燃えるスタアのバラッド』(UK/イスラエル)

昨年のエディンバラ・フリンジフェスティバルで大賞受賞、多国籍劇団によるパレスチナ紛争を題材とした作品。

ロンドンを拠点とする多国籍劇団 Theatre Ad Infinitum によって製作され、昨年のエディンバラ・フリンジフェスティバルで大賞受賞、現在、英国ツアー中の作品。劇団はパリのジャック・ルコック国際演劇学校の卒業生たちによって結成されたフィジカルシアターを基本とする団体である。この作品の作・演出・主演のNir Paldiはイスラエル出身、パレスチナ問題を同時に「イスラエル問題」としてとらえ、紛争と占領がイスラエル人の心理にどのような影響と分裂を引き起こしているかを「キャバレースタイル」を使って描き出している。

作:ニル・パルディ(Nir Paldi) 訳:角田美知代

演出:大谷賢治郎(company ma)

出演:板津未來 尾川詩帆 小山萌子(エンパシィ) 佐原由美(流山児★事務所) 土井真波(劇団銅鑼) 古舘一也(company ma)

演奏:鈴木正人

●日時
2014年12月19日(金)19時/20日(土)14時
●会場
東京芸術劇場アトリエウエスト
●料金
各回:1500円(ITI会員:1,000円)トーク・シンポジウム・ラウンドテーブル込み
●ご予約/お問合せ                                                公益社団法人 国際演劇協会日本センター事務局
E-mail : ititicket@gmail.com
TEL : 03-3478-2189(平日11時〜17時)
FAX : 03-3478-7218
FAXでのお申込みも可能です。氏名(フリガナ)・日時・枚数・連絡先等を明記ください。
料金のお支払いは、当日受付にてお願いします。



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