2009-03-09

ベンジャミン・バトン 必見


















デビット・フィンチャーは凄い監督です。Seven、The Game、Fight Club・・・僕はこれまでにこれら3本しか観てませんが、彼の映画の中には色々なことがシンボリックに凝縮されているなと常に思っておりましたが、今回もまた然り。一度観ただけでは計り知れないであろう人間性とはなんぞや?のヒントや課題や問題提起の数々。

アメリカのサイトですが、一見の価値あり。


やられました。

老いた状態で生まれてきた赤ん坊が歳をとるに連れて若返って行く。単純なアイデアなようなのだけれど、それを実際に観ると自分の中での色々な複雑な感情に出会って行くんです。物語もある意味単調に、ドラマチックな感じを全く排除しているかのように流れて行くのですが、人間関係や、アメリカや世界の歴史や、人種や老人に対する社会のあり方や、希望や後悔や、好奇心や無知や、芸術や戦争や、目に見えない霊的な偶然性や必然性や・・・。色々な要素が織り交ぜられていて、まさに時間の概念を覆される映画です。




人のこころの中で時計の針は前に進んでいるのかな?後ろに進んでいるのかな?

この監督とブラッド・ピット。お互い出会ってよかったな、と思える関係性、間柄なんだろうな。

人間が愛おしくなる映画です。おすすめ。久しぶりに映画館で観た映画、ビンゴで嬉しかったな。

ときを同じくしてこんな歌を紹介してもらいました。僕にとってはこの映画に通ずるものを感じました。

supernova



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