2010-04-22

久しぶりのブログ 演出のことなど。



















この1ヶ月間、「ハンナのかばん」の再演出を手掛けてきまして、かなりエネルギーを注ぎ込んでた様子。ブログからしばらく離れていました。

5年前、僕は世界8カ国から俳優をイスラエルに集めて作られた演劇作品「バベル」参加。
2年をかけてイスラエルの演出家モニ・ヨセフ氏のもと芝居を作った。

昨年、この演出家を招聘し作られたのが劇団銅鑼の公演「ハンナのかばん」。日本人・石岡史子がアウシュビッツで殺されたハンナという女の子のかばんを入手、様々な旅を通してハンナが一体どんな女の子だったのかを発見していくという実話をベースにした作品。

今回この作品の再構築を手掛けた。モニさんが演出したものを基盤に、そして、モニさんから学んだものを引き継いで。

今年この作品は日本中を巡演する。新しくなった「ハンナのかばん」是非観にきてください。
東京では6月17日に成増での公演があります。僕なりの方向性で僕なりのアイデアも織り交ぜました。公演の詳細は追ってアップします。

ってなわけで、演出の仕事の面白さを改めて確認した1ヶ月。これだけ夢中になれることはそうそうありません。中学3年のとき「カッコーの巣の上を」を演出したあの初心。授業中も放課後も演出のことばかり考えてたあの初心。毎晩のようにジャック・ニコルソン主演の映画を見て、手書きで台本を起こしたあの初心。

自分が夢中になれること、初心忘るべからず- 再確認しました。

だからこそ今度はゼロから自分で演出を手掛けたいなと。そんなわけで最近は図書館で本を借りまくってます。本の虫状態。「カッコー」を発見したときみたいに「うぉぉぉ!」という本との出会いを求めて。でも求めすぎると相手は逃げていく訳で、楽しみながら作品探しをしています。なので良い本あらば紹介してください。

そ、そんな中です。先日(正直言えば年末)本屋である本が突出してそこに存在してて。
見つけたんです、芝居にしたい短編小説を。でも、その作家さんにどうアプローチしたらよいものかと。あの手この手を使ってみたのですが、なかなか難しく。
そして、先週。なんとなくTwitterを覗いていたら、居たんですその作家さんが。早速フォローしてダメ元でメッセージを送り。するとなんと返信があり・・・。
アプローチ第一段階突破!今後の展開が楽しみです。

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