今から約半年前。劇場で芝居の稽古をしているときに、「面白い人が来てるから」と劇場プロデューサーに声をかけられ事務所に上がると紹介されたのが、岡庭矢宵さん。
会った瞬間、「フリダ・カルロだ!」(←メキシコの画家です)と思わず声を上げて言ってしまったのですが、フリダにそっくりでビックリ。
話を聞いてみると「ユダヤの移民の歌を歌ってます」と。
やはり!存在もさることながらやっていることもディープだなと感嘆、納得。
「聞いてみたいな」とボソっと俺が言うと、プロデューサーが「みんなでロビーに行きましょう」と。
みんなって言ってもそこにいたのは俺と矢宵さんも入れて5人。
ロビー到着。
彼女は歌い始めました。
その瞬間
全身に鳥肌が。大袈裟でなく比喩でもなく、ホントに全身に鳥肌が。
そして手足がしびれだし、目頭が熱くなり。
もちろん聞いたことのない初めての音楽なのだけれど、妙に懐かしくて、親密で、広大で。
「魂が揺さぶられる」とはこういうことを言うのだな、と。
声高に言います。
聴かないと損です。
下記詳細:
「空と砂の間へ」
−セファルディ・ユダヤ 魂の紡ぐ歌−
歌、アラブの琴、即興パフォーマンスで綴る、離散ユダヤ500年の旅
〜行くあてのないひとたちへ〜
たとえ そこから追い出されても
あなたの体がある限り
あなたの場所はきっと見つかる
遠い昔 歌を携え 世界中に散らばっていった人たちのように
果てしない離散から呼び覚まされるのは 魂の共振
セファルディ・ユダヤ この歌は
今を生きるあなたの心にも
きっと何かを届けることでしょう
2011年4月9日(土) 18:30 開場 / 19:00 開演
出演:歌/岡庭矢宵、カヌーン/海沼正利、踊り/香瑠鼓
劇場:シアターX 東京・両国
チケット料金:3,500円 全席自由
お問合せ/チケットお申し込み:ベラ・グラナーダ TEL : 090 7942 9264
E-mail : okaboo@etude.ocn.ne.jp
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