福島の相馬市へ絵本をもって子供たちに読み聞かせに行くにあたり、絵本をたくさん送ってくれた友人。おばあちゃんも原発20キロ圏内で被災し、古里が破壊されていくなか、家族で’できること’を模索し、ぼくらに絵本を送ってくれた。
そしてその絵本たちがこどもたちに笑顔を運んでくれた。
北上するのには義理の父が車を貸してくれている。松戸までその車を取りに行くと、車の中に「どうぞ」と焼酎が置いてある。現地でずっとボランティアやっている人達との情報交換にもってこいの一升瓶。
車を借りて帰ってくると、いつも駐車場を提供してくれるのが地元の材木屋さん。ぶっちゃけこの辺のコインパーキングはそんなに安くない。そんななか「応援してるから」と駐車スペースを確保し、提供してくれている。うちから歩いて10分という便利さで。
僕の友人が台湾の商工会議所を通じて、台湾から沢山の水を送ってきてくれた。ちょっとトラブルがあり元々運ぶ人が運べなくなったり、予定の日取りで運べなくなってたりしてるなか、「トラック出せるよう動いてみます」「水の保管場所としてここの倉庫を使えないか大家さんに聞いてみます」とガツガツ動いてくれる劇団銅鑼の制作の方々。
先日、岩手の山田町にある山田幼稚園に人形劇を持って行く際、劇団銅鑼の人達がカンパを募ってくれた。これこそ、人の思いを運ぶお金なんだなと実感した。
明日からはまた相馬市に行ってきます。今回は読み聞かせだけでなく、沖縄在住のアーティストPokkeさんと一緒に子供たちと絵を描こうと。
これまでは個人で動いてたんだけど、人形劇の活動も始めたし、一緒に絵を描こうという活動も始めるので、いよいよって今更なんだけどプロジェクトとしてやっていこうかと思っています。
その名を
「ユニコーンの角 プロジェクト」
ユニコーンは想像上の馬。やはり相馬と言えば「馬でしょう」ということと、これから一緒に活動していく友人が調べたところによると、ユニコーンの角というのは毒で汚された水を清める力があるという伝説があるということでこの名前に。
「毒で汚された水」。。。 皆まで言わなくても、ですよね。
このプロジェクトの詳細は後日必ずUPします。
そして今回行くに当たっても色々な形の応援をいただいてます。
深夜の出発になるのですが、途中仮眠をとるのにと那須の山荘を提供してくれるTFS幼児教室。いつも絵本を集めてくれている幼児教室です。
前回2回一緒に南相馬と相馬に行った大工の友人。彼は今後のボランティア活動が継続出来るようにと南相馬にアパートを借りたのですが、今回もそこに泊まらせてもらえることに。
ホントにホントにこういう人達の応援があるから、こういった活動を続けられるんだぞと自分のこころに。
みなさんのおかげで、子供たちが笑ってくれたり、楽しんでくれたりしています。そして僕は子供たちの笑顔を見させてもらうことができます。子供たちから元気をもらうことができます。
ありがとうございます。
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最後にこのブログに載せている写真は現地で知り合った福島出身の若いヴィオラ奏者。南相馬にボランティアで来てて、前回行った時に保育園での読み聞かせの全行程を同行してくれました。
そしてこういった記録が残せました。ありがとう、です。
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