今日は稽古後、急いで新宿へ直行、明日で終わってしまうレイトショー、"Into The Wild"を観てきた。やっと観てきた。
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大谷賢治郎のブログです。This is a Kenjiro Otani's blog.
今日は稽古後、急いで新宿へ直行、明日で終わってしまうレイトショー、"Into The Wild"を観てきた。やっと観てきた。
ついにゲットしました、Giacometti, のモッズコート。そして、ついに!とそれを着て今日稽古場へと向かう、意気揚々と。
なのに、何なんだというほどの暖かさ。吹いてくる強風が生温い。せっかく防寒率120%のモッズコートを纏ったのに。
暖かいのはうれしい反面、モッズコートを手にした途端、寒ければよかったのに・・・と身勝手な自分と向き合う俺でした。Tweet
始まりました、ハンナのかばんの稽古が。今日は出演者だけでなく劇団銅鑼の方が全員参加。どんな芝居作りをしていくのか、イスラエルから来た演出家・モニさんのことばを訳しながら、時々確信犯になりすまし、自分の意見を放り込みつつ、説明してきました。勿論実際には始まってみなければ分からない事ばかりな芝居作りなのですが、今持っているアイデアをひたすら訳し、語ってきました、モニさんが来てからの3日間、ぶっ通しで作戦会議してきたことを。そして今日はハンナのかばんの主人公である石岡史子さん、脚本家のいずみ凛さんともぶっちぎり&ガチンコで稽古後、どんな作品を作っていくか、溢れ出すアイデアと共に話しあってきました。素晴らしいブレインが揃ってます。
たくさんの「初めて」が詰まった作品づくりになりそうです。
そして、年の瀬であることも忘れての帰路、東京は完全忘年会ムードに包まれていました。自我の忘却だらけで、いくつもの深い眠りを目撃しました。みなさん、おつかれさま!
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なんと2週連続でバレエを観る機会を頂いちゃいました。ドイツ・シュトットガルトバレエによる、オネーギン、そして、ボリショイバレエによる、白鳥の湖。偶然にも2週連続で別ルートでお招きを頂いて。とてもラッキーでした。バレエ好きになっちゃいました。男性のタイツ姿とか、踊りのなかで表す西洋的愛情表現とか、恥ずかしくて思わずパロディーにしてしまいそうな自分の感覚もあるのですが、そんな中でもとんでもなく卓越したダンスを目にすると、鳥肌が立ち、洗濯バサミで瞼が開かれるような衝撃と感動がありました。オネーギンでタチヤーナと言う役を踊られた、スー・ジン・カン、感情がほとばしるってこういうこと言うんだなって感じのダンスでした。彼女の思いが広い舞台のその一点から発射されてる感じ。
サントリー美術館に初めて足を運び、やっと観に行けたピカソ展。タイトル・魂のポートレート。めっちゃええタイトルやぁ。10代のときにかいたポートレートに始まり、80代、死ぬ直前にかいたポートレートでしめくくられる。10代の自画像にはまるで中年のおじさんが描かれ、80代の自画像には少年の絵が。何度も何度も最後の自画像、見てしまいました。すべての絵が同じ人に書かれているとは思えないくらい様々な絵や画法があるのだけれど、最後のその少年の絵には、画法を超越した純粋な心根を見た気がしました。以前にも紹介した、友人デザイナーが開いた店、Giacomettiに足を運ぶ。
そこで、とあるスタイリストに教えてもらってと、訪れた写真家。
映画の話だったろうか、直感的に話が盛り上がっていく。 ガス・ヴァン・サントの話に始まり、ヴェンダースの話に落ち着いたころ、店にあったMARKSのDVDを渡し、是非見てください。と。
その時間、およそ5分。
2週間後、またGiacomettiへ、その写真家と待ち合わせ、飲みに行くことに。
目黒川沿いの店に行こうと思いきや、店は満員。断念して、恵比寿まで歩くことに。
向かう先は、ひらめきで思いついたか思い出した、カチャトラ。直感に従って、駒沢通りを歩いていく。
道すがら、MARKSを創った経緯を話す俺、男3人でアイダホに出向き、16mmの白黒フィルムでGiacomettiの春夏コレクションのために作った短編映画の話。
カチャトラにたどりつくと・・・
2ヶ月前、そのMARKSを上演したイベントが、行われていた、見ると、MARKSを撮った星野監督から、
中学以来の同級生、Little Creaturesの栗原から、Good Time Storeの細窪まで全員集合状態。
勿論、イベント主宰のIllbone, 三日月氏もいる。
そして、更に・・・恵比寿までの道すがら、その写真家が出版した写真集の話をしていて、その印刷のクォリティの良さを聞かせてもらっていたのだが、カチャトラに着いてしばらくすると、その本の印刷を担当した出版社の人もそこにて発見。
話をしていた登場人物がまるでそこに出揃ったかのよう。Tweet