2010-05-29

父が最初に買ってくれたカセットテープ















小学校4年生のとき、銀座に観に行った最初の洋画がE.Tだった。
はじめての字幕。そして僕は母に聞いた。
「ぼっき ってどういう意味?」
母曰く、となりのカップルがくすくす笑っていたらしい。これはあとになって聞いた話。
映画を見終わった後、確か凮月堂だったと思う、ハンバーガーだかサンドウィッチをそこで食べた。食べ物用の小さいエレベーターから出て来た俺の食べ物。当時の俺にはとても画期的で、未来的だった。1980年。

その帰り、確か秋葉原だったと思う、カセットテープ屋さんに行った。
父がカセットを2本買ってくれた。
1本がE.Tのサントラ。





そして、もう1本がルイ・アームストロングのベスト。緑色のジャケットだった。
サッチモ。
聞きまくった。

多分、そのカセットたちは今も押し入れのどこかにいるはず。

どうしても What a Wonderful World を聞きたくて、CDを昨日買った。
今夜そのCDを聞いている。ペットの音もサッチモの声もたまらない。

今度開くパーティーで どうしても聞きたくて、友人のF.I.B. Journal のボーカル、山崎円城に歌ってくれよとお願いした。
快諾してくれた。

そういえば俺の父は、多摩川に俺を連れて、青いアディダスのジャージを着てトランペットを吹きに行ってたな。サッチモを吹いてた。

そういえば俺の父は、ワインを飲むとコルクを焦がして、その炭を顔に塗って、サッチモの真似をしてくれてたな。


2 件のコメント:

りっちじゃずまん さんのコメント...

F.I.B. Journal!!!

8年くらい前、ネットサーフィンしていると、たまたまbasis recordっていうレコード屋のサイトに辿り着いて、彼等の"F.I.B. Head Line"っていうアルバムに出会った。

”Don't Shoot A Pianist”という曲を聴いたとき、震えた。

いつか、225で使いたいなと思ってる。

またここでも繋がったね。

225の引力、恐るべし。

Otani Kenjiro さんのコメント...

The Vocalist, Madoki Yamasaki, is one of my most important friends.