2008-12-26

Into The Wild

今日は稽古後、急いで新宿へ直行、明日で終わってしまうレイトショー、"Into The Wild"を観てきた。やっと観てきた。

9月からやっていたのになかなか観れず、単館レイトになってギリギリ最期の日、大きなスクリーンで観ることができた。

行ってよかった。

人の心を動かす仕事をすること
人の心を動かす作品に触れること、関わること。

恐るべしショーン・ペン。

そして、ハル・ボルブルックさん。完全にやられました。演技の域を超えた生の人間の存在。そこにカメラがあることを全くもって忘れさせる存在感。

またもやアメリカの俳優の懐の深さを感じました。ホント、演技ではなく存在してるんだよな、誰も彼もが・・・。

観に行ってよかった・・・



2008-12-21

mod's coat by giacometti,


ついにゲットしました、Giacometti, のモッズコート。そして、ついに!とそれを着て今日稽古場へと向かう、意気揚々と。

なのに、何なんだというほどの暖かさ。吹いてくる強風が生温い。せっかく防寒率120%のモッズコートを纏ったのに。

暖かいのはうれしい反面、モッズコートを手にした途端、寒ければよかったのに・・・と身勝手な自分と向き合う俺でした。

2008-12-18

稽古初日

始まりました、ハンナのかばんの稽古が。今日は出演者だけでなく劇団銅鑼の方が全員参加。どんな芝居作りをしていくのか、イスラエルから来た演出家・モニさんのことばを訳しながら、時々確信犯になりすまし、自分の意見を放り込みつつ、説明してきました。勿論実際には始まってみなければ分からない事ばかりな芝居作りなのですが、今持っているアイデアをひたすら訳し、語ってきました、モニさんが来てからの3日間、ぶっ通しで作戦会議してきたことを。そして今日はハンナのかばんの主人公である石岡史子さん、脚本家のいずみ凛さんともぶっちぎり&ガチンコで稽古後、どんな作品を作っていくか、溢れ出すアイデアと共に話しあってきました。素晴らしいブレインが揃ってます。
たくさんの「初めて」が詰まった作品づくりになりそうです。

そして、年の瀬であることも忘れての帰路、東京は完全忘年会ムードに包まれていました。自我の忘却だらけで、いくつもの深い眠りを目撃しました。みなさん、おつかれさま!

2008-12-17

赤ん坊と膝掛け 

友人の子供の出産祝いに膝掛けをプレゼントした。うちの母が織ったもの。実はうちの母は機織りの名士でして、マフラー、ショール、膝掛け、テーブルクロス、コースターなど様々なものを北欧から輸入したでかい機織りで織っているのですが、その友人がいたく感動してくれまして・・・。今までちょっと当たり前のように母の作品を見ていたのですが、作品一つ作るのはなかなかな作業なのだな・・・と友人の感動によって改めて気づかされました。


しかし、この写真、かわいすぎるでしょ? 

2008-12-14

日々徒然














ご無沙汰いたしておりました。実はパソコンが壊れてしまい、暫しこの蜘蛛の巣への入力ができないでおりましたが、ついにゲットしちゃいました、黒いMacBook。新しいMacBookが発売されたので、今がチャンスと格安でゲットしちゃいました、最近はずっとWindowsでしたので、久々のMac復活です。やっぱりかわいいですね、Mac。Macユーザーの皆さん、色々と教えてくださいね。

気づけば前回のブログから20日近くが経過、その間色々ありました。長くなる可能性もあるので読んでいただくところは適当にピックアップしていただいて・・・。

11月26〜28日&12月5〜7日 ワークショップ再び

劇団銅鑼の俳優さんたちとワークショップをしてまいりました。俺がプロの俳優さんたちを指導するだなんて全く僭越なお話なのですが、楽しくやらせていただきました。そんでもって感じたのは俳優というのはいやはや大変な仕事だなと。とにかく心が自由でなきゃなんない。っていうかそれが俳優の究極の目標のようにも思えてしまいます。受信し発信する心。よくイスラエルでも言われてたこと、"Don't act. BE! (演技しないで。存在して!)” 
Let it be ですね・・・。アエテセツメイハハブキマス。ことばのままに。

11月28日 レッドクリフ

そういえば久々に超大作と言われる映画を見ましたねぇ。その名もレッドクリフ。三国志をベースにした活劇。三国志好きな日本人、沢山いますが、なんなんでしょうね、日本人のDNA
をくすぐるのかな。すこぶる面白かったです。ときにまだ戦ってるの?また戦ってるの?と思うところもあるのですが、でもそういう映画ですからと、ときに言い聞かせ。いやぁ、中国人の俳優さんが全員かっこいいです。根にあるものが強いというか。それこそ、何もしてなくてもしっかりと存在している感じ。勿論、目に見えない内面的なアクションがしっかりとそこにあるから存在感がきちんとあるんでしょうが。怒っているから怒る顔するとか、悔しいから悔しい感じの表現するとかじゃないんだよな。Just be there なんだよな。味のある役者さんばかりでした。



11月29日・12月6日 バレエ三昧

なんと2週連続でバレエを観る機会を頂いちゃいました。ドイツ・シュトットガルトバレエによる、オネーギン、そして、ボリショイバレエによる、白鳥の湖。偶然にも2週連続で別ルートでお招きを頂いて。とてもラッキーでした。バレエ好きになっちゃいました。男性のタイツ姿とか、踊りのなかで表す西洋的愛情表現とか、恥ずかしくて思わずパロディーにしてしまいそうな自分の感覚もあるのですが、そんな中でもとんでもなく卓越したダンスを目にすると、鳥肌が立ち、洗濯バサミで瞼が開かれるような衝撃と感動がありました。オネーギンでタチヤーナと言う役を踊られた、スー・ジン・カン、感情がほとばしるってこういうこと言うんだなって感じのダンスでした。彼女の思いが広い舞台のその一点から発射されてる感じ。
アンド・・・白鳥の湖は、とにかく音楽に脱帽でしたね。すごいわ、チャイコフスキー。


11月30日 12月4日に書いたブログをさっきアップした。その別バージョン。

面白い夜でしたね・・・中目黒のジャコメッティの店で偶然出会った写真家、一井りょうさんと飲みに行くことになり、行くはずの店がいっぱいで、足を運んだのが、恵比寿・カチャトラ。3ヶ月前にウラトラってイベントで映画MARKSを上映してもらったり、去年の同級生忘年会をしたり、それ以外にも色々とお世話になっているそのお店にふらっと行くと、なんだよ水臭いと言わんばかりにウラトラ開催中、しかも、同級生やら友人がうじゃうじゃと。めっちゃ盛り上がった夜へと展開。しかも#2、りょうさんに最初にジャコメッティでお会いしたときにMARKSのDVDを渡してて、アイダホに男3人で行って撮ってきたんです、なんて中目黒から恵比寿までの道すがら話していたら、いたよ、カチャトラに、星野有樹。その男3人のうちの一人。映画監督。しまいには我らが青春のバンド、POGUESが流れ、酔いしれた夜でした。

merry christmas



一井りょうさんの写真、酔いどれる前に見せてもらったのですが、めっちゃいいんです。パリやロンドンで撮ってきた写真、星野と溜め息もらしながら見てました。


その日、久々に再会した仲間の中に、栗原務が。Little Creatures や Double Famous のドラマー。あれっ、最近の世界はどこに行っちゃおうとしてるの?なんて思いを巡らしながら、思い出してた、Spiral Experience のこと。2001年にアフガン難民になにか出来ないかって作った音楽ユニット。また栗原に会って話ししてぇな、Spiral のこと、って思ってた矢先に会った。Spiral Experience いい名前でしょ。ワタクシ名付け親です。そしてそのとき書いた歌のタイトルが、so much to learn, so little we know。学ぶことは多い、知っていることは少ない・・・。いいタイトルでしょ、と我ながら、その夜も酔いにまかせ自慢してました・・・ワタクシ。

以下クリックして当時のPVみてほしいな。





12月3日 ピカソ
サントリー美術館に初めて足を運び、やっと観に行けたピカソ展。タイトル・魂のポートレート。めっちゃええタイトルやぁ。10代のときにかいたポートレートに始まり、80代、死ぬ直前にかいたポートレートでしめくくられる。10代の自画像にはまるで中年のおじさんが描かれ、80代の自画像には少年の絵が。何度も何度も最後の自画像、見てしまいました。すべての絵が同じ人に書かれているとは思えないくらい様々な絵や画法があるのだけれど、最後のその少年の絵には、画法を超越した純粋な心根を見た気がしました。

この日はもう一つおもしろいことが。
フランス人のお母さん曰く、なんで日本の初等教育には演劇がないの?ヨーロッパならどの国でもあるわよ。
ベネズエラの母親曰く、南米は小学校で必ず演劇を学ぶの。日本は?
そんな要望に応えるべく、打ち合わせに参加。そんな要望に応えるべくバイリンガルによる指導が始動しそう・・・。

12月14日 いきなり飛んで、今日。























その他色々ありましたが、眠気にも襲われつつ、今日の報告へとひとっ飛び。
ついに、イスラエルから演出家のモニ・ヨセフさんが来日。今週から、劇団銅鑼公演「ハンナのかばん」のためのモニさんとの演出の仕事が始まります!!!

 







2008-12-04

なんだか繋がっていく瞬間

以前にも紹介した、友人デザイナーが開いた店、Giacomettiに足を運ぶ。

そこで、とあるスタイリストに教えてもらってと、訪れた写真家。

映画の話だったろうか、直感的に話が盛り上がっていく。 ガス・ヴァン・サントの話に始まり、ヴェンダースの話に落ち着いたころ、店にあったMARKSのDVDを渡し、是非見てください。と。

その時間、およそ5分。

2週間後、またGiacomettiへ、その写真家と待ち合わせ、飲みに行くことに。

目黒川沿いの店に行こうと思いきや、店は満員。断念して、恵比寿まで歩くことに。
向かう先は、ひらめきで思いついたか思い出した、カチャトラ。直感に従って、駒沢通りを歩いていく。

道すがら、MARKSを創った経緯を話す俺、男3人でアイダホに出向き、16mmの白黒フィルムでGiacomettiの春夏コレクションのために作った短編映画の話。

カチャトラにたどりつくと・・・

2ヶ月前、そのMARKSを上演したイベントが、行われていた、見ると、MARKSを撮った星野監督から、
中学以来の同級生、Little Creaturesの栗原から、Good Time Storeの細窪まで全員集合状態。

勿論、イベント主宰のIllbone, 三日月氏もいる。

そして、更に・・・恵比寿までの道すがら、その写真家が出版した写真集の話をしていて、その印刷のクォリティの良さを聞かせてもらっていたのだが、カチャトラに着いてしばらくすると、その本の印刷を担当した出版社の人もそこにて発見。

話をしていた登場人物がまるでそこに出揃ったかのよう。

2008-11-25

ワークショップ三昧

最近、毎週のように演劇のワークショップをやらせてもらってます。受ける側でなく、指導させていただく側で。いよいよ、12月から演出助手として参加させてもらう劇団銅鑼(どら)公演「ハンナのかばん」の稽古が始まるのですが、イスラエルから演出家が来るまでの準備として、先週3日間のワークショップをしてきました。ホロコースト(ドイツでのユダヤ人虐殺)での少女のお話を題材にしたお芝居なのですが、ホロコーストで何が起きたか、ということではなく、自分たちの中にあるかもしれない、差別意識や被差別経験を引き出し、向き合い、観察し、俳優としてその感覚に責任を持って芝居をする・・・そんな、しんどいワークショップをしましたが、皆さんホントよくついてきてくれました。僕がイスラエルでその演出家と経験した、そのしんどいアプローチを、彼が来日する前に少しでも触れてもらおうとの試み。いやぁ、演じるほうもそれを促すほうもなかなかきついものでした。でも僕ら作り手が責任もって表現することが出来たらな、と。

そして、昨日、サラリーマンなど一般の方を対象にしたワークショップをしてまいりました。
会場に足を運ぶと、「大谷覧治郎講習会」との看板が。自分の名前が書かれた看板にも勿論びっくりしたのですが、「らんじろう??」になっていることにさらに驚愕し、顎がはずれました。

参加者はサラリーマンから、OL、人材派遣で働く方、水道配管業、銀座のクラブのホステスまで様々。皆さん、自己を解放をしたいという人から、もっとコミュニケーション能力を高めたいという人までこれもまた様々。素人さんとは思えないほどの自由な表現力を見ることが出来ました。「うまくやろう」とかしない分、普段全く演技の経験をしていない分、皆さんの想像力から出てくるものにはとてもリアルな目を見張るものばかりでした。最初は徐々に体を動かすことから始め、最後は即興で芝居を作ってもらうまでの3時間。楽しかった。皆さんにも大変喜んでもらえたようでした。 芝居の稽古でやるエクササイズって、ホントいい教育のツールだと思うんだよなぁ・・・。色々な国で、演劇教育って小学校から行われているし。それは、決して俳優を目指すものではなくて、表現力や協調性、人に自分の気持ちを伝えたり、人の話をちゃんと聞いたり・・・というごく当たり前なんだけど、とても大切なことを学ぶためのもの。これって今の日本の社会にかけてるものばかり?と思うのは俺だけかな・・・?まぁ、プロの俳優さんにとっても然りですが・・・。

アルゼンチンでは小学校の放課後活動として生徒の50%がサッカー、もう50%が演劇をしているようですよ。一方とある国では音楽や美術のクラスもカットしちゃえ!なんて言っておりますが。
また、とある都市ではオリンピック招聘に躍起になって、突如、文化都市!みたいになっておりますが。土台作りが大切なんですけどねぇ・・・。

まぁ、その辺の話はともかくとして・・・

今週、来週と今度は俳優さん対象の3日間集中ワークショップをやってきます!

2008-11-19

north california: the sky and the ocean















サンフランシスコから少し北へと足を運びました。北カリフォルニアは本当に美しい。

























朝5時ごろ。Bodega Bay. サンフランシスコの北にある偶然見つけた海辺の町。時差ぼけもあって早朝の空に巡り会うチャンス。

たったの5分間。空が燃えた。
















ススキが生える地上の冷気と燃える空。日本ではありえない早起きのご褒美。
















ようやく太陽が姿を現し・・















The sunrise. 降臨と生誕のクライマックス。

















光へと導かれる水の流れ。This is the life.





















Bodega Bayをあとにして、サンフランシスコへと南下すると樹齢800年のレッドウッドの森、Muirwoods Park がある。神々しい。
















こんなに大きな木にも出会える。

すばらしい旅でした。

もちろん、おいしいワインもみつけてきました・・・。

san francisco is beautiful

サンフランシスコにちょっと行っておりました。15年前、大学に通い、住んでいた町。一緒に芝居を勉強した旧友や当時お世話になった人たちにも会ってきました。芝居を勉強していたころの自分に再会できたようなそんな旅でした。

HOLEY BAGEL と書いてある水色の家。ここに大学生のとき住んでおりました。いつも朝になるとベーグルの焼けるいい匂いがしてきて、大学行く前にクリームチーズとトマトの入ったベーグル、もらってました。




























CASTRO劇場。ここは古い映画館。パイプオルガンがあって、映画が始まる前に必ず演奏が。ここでたくさんの映画を見ました。とても大きなスクリーンで、黒澤明監督の映画を見たこと、忘れられないなぁ。日本人として、とても誇りに思えたこと、おぼえています。















16th street and mission street の交差点。メキシコ人街の中心地。いつもこの辺で遊んでました。ブリトーばかり食べてました。

Bagdad Cafe. 大好きな映画の名前のカフェ。よく通ってました。












サンフランシスコには沢山の壁画があります。



















服のデザインをしている、友人・Shayneに再会。



















学生のころの俺、とその仲間たち。

2008-11-02

群馬 日本の秋 写真群



















群馬、きれいでした。日本はやっぱり神々しいです。宇宙が凝縮されている感じ・・・。
写真をクリックして、大きさ感じてください。
































































































































































































2008-11-01

青参道

7月にEloyrojas公演「sex war comedy」を上演させていただいたhpgrp GALLERY東京を中心に「青参道」というアートのイベントが行われいている。前回Eloyrojasのフライヤーの絵を描いてくれた、小池一馬くん、今回の公演でコラボさせてもらった澁谷忠臣くんの作品も見ることが出来ます。表参道から青山通りに抜ける裏通り。H.P.FRANCEの店達がまるでギャラリーのよう。レセプションにも顔を出してきましたが凄い盛り上がりようでした。主催に友人が関わっているという事もあり、とっても嬉しかった。盛り上がれ、東京!

「青参道アートフェア」は11月3日まで。急げ!

www.aosando.com














永岡大輔氏によるライブ・ドローイング。機械じかけの犬とパンダも一緒に色を塗っていました。














大盛況。






















Go to Aosando!!

2008-10-27

Giacometti, 直営店 OPEN









ついにGiacometti,の直営店が中目黒にOPENした。24日にとてもファンキーなレセプションが行われ、僕もハッスルし... 25日から営業開始。一瞬どこの国にいるのか、いや、どこにいるのかわからなくなる錯覚を覚える、アンダーグランドなのに、緑に囲まれた居心地のよいお店です。剥き出しのコンクリートにツタが這い、クラシック音楽が流れる独特な空間。本当に心地がよい。ちょっとした基地になりそうな予感。僕にとっても週末辺りには基地と化しそうな・・・。是非是非足を運びに参りましょう。時と場合によっては僕が案内いたしますよ!秋冬のコレクションも見応えあり。涎を垂らさぬよう前掛けを持ってきたほうが無難かもしれませぬぞ。

Giacometti, Flag Shop
東京都目黒区上目黒1-20-12 コミヤビル B1F
TEL 03-3713-2627

http://www.giacometti.jp/



















中目黒駅からケンタッキーの道を目黒川の方へと進むと右手にGiacometti、の店が。


















入り口から地下へと続く階段。















店内。現在は異様な花輪ももれなく顕示中。














秋冬コートが並ぶ店内。















店内中央には白いドアが浮いている、と俺。




















お気に入りのスニーカー。デザイナー永澤氏と、俺氏。


オンラインストアもOPEN。気に入った(なった)洋服の写真をクリックすると、・・・。

2008-10-23

脱水症状















映画「その日のまえに」を観てきた。

見終わったあと、僕の目はサイダーがかけられたようにシュワシュワで、瞼はその糖分が乾燥して固まったかのようになっていた。 

そして喉はカラカラになっていた。

体内の水分が取られていく感覚の映画。だった。

映画が終わり、エンドロールも終わりかけた頃、僕は急に焦り始めた。「やばい、もうすぐこの映画館から出て行かなきゃならない。どうしよう?」

現実に戻る準備が全く出来ていない・・・。

照明がついたあともしばらく席に座っていた。そしてアンケートの質問、「あなたはその日の前に何をしますか?」について考えていた。自分の死期が迫っていたらどうするか・・・ということ。もしくは誰かの死期が迫っていたらどうするかということ。僕の真っ白になっていた頭の中の想像力はその問いに答えることができなかった。自分の想像が嘘つきになるのを恐れていたのかもしれません。

映画でも本でも夢中になると現実での居方を忘れてしまうことがある。今日のエンドロールのときもそう、そして、昨日は電車の中、夢中で本を読んでいたら、中目黒の自動改札を通るときにスイカを出す代わりに自宅の鍵をさそうとしていた・・・。

大林宣彦監督作品・映画「その日のまえに」は11月1日より全国ロードショー。是非。
http://www.sonohi.jp/

2008-10-19

創作格言

期待を裏切られたところにヒントあり
期待をしていなかったところにビンゴあり

運も実力のうち
縁も実力のうち

規格に囚われる前に
比較に囚われることなく
比較する対象は他になく
比較する大将の目は自分に向く
企画せよ

煽られる不安に惑わされるな
煽られるのはファン(和訳:団扇)にのみ

不感症にはびびるのに
無関心にはびびらない
それでは心に響かない

反動でもいい
賛同でもいい
感動が原動力
声高に言いたいのだけれど
それはちょっと恥ずかしい
それでもちょっと懐かしい

なんつって格言集・・・

2008-10-17

氷の彫刻家

日本でトップ(つまりは世界でトップか?)と言われている、氷の彫刻家・清水三男氏のアトリエに、ひょんなことからお邪魔させていただいた。なのに、圧倒されたままで写真ひとつ撮ってこなかった・・・。なので、興味のある方、清水氏のHPを覗いてみてください。小さな写真でしか見れないのですが・・・。

http://shimizuart.cool.ne.jp/


また打ち合わせをさせていただくことになると思うので、そのときは必ず写真撮ってきます。氷の鳳凰・・・すさまじかった。それを数時間で彫るというのだから・・・。氷相手の彫刻、時間との勝負ですからね。初めて見る世界でした。

“悟経”と書かれた彫刻が置いてありました。お経を悟ると書かれたその彫刻は、お坊さんがうたた寝をしているもので、何故かとてつもなく惹かれたな・・・。

2008-10-15

「盗作」・・・














完全にはまっている。飯田譲治氏と梓河人さんの共著「盗作」。先日飯田氏にお会いしたときに頂いた。僕は生まれてこの方お風呂で読書などしたことないのだが、ついにそれもデビュー。汗をダラダラ読み耽った。電車を降りて改札出るまでも読んでいる。こんな本・・・つまり読むことが止まらない本に会ったのは何年ぶりだろう・・・ともあれ本をお風呂に持ち込んだのは初めてな訳で・・・。僕は完全にこの本に今引き込まれています。自分にとってそれはとても珍しいこと。トイレには持っていかないように気をつけようと思う。友人に、はまっていることを話ししたら、彼も10年前に読んではまって今でもとってあるシリーズがあるという。聞くと「NIGHT HEAD」。飯田氏の本だ。彼もかなり本の虫だが、大事な本は必ず自分の本棚にとってある。

「盗作」のあとは「NIGHT HEAD」だ。

『盗作』・・・何かを見て、感じて、聞いたときの“感動”を表現した文章の数々がたまらなく気持ちよく、本を読んでいる瞬間の自分を取り巻いている環境を完全に忘却させてくれる本です。僕もまだ読み途中ですが、それでもお薦め!!