またしても、ショックな死が。
演出/振付 代表作
ダンサーとしてのPina
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大好きなドイツの振付家でありダンサーでもあった、ピナ・バウシュが昨日亡くなった。
大好きだった。
30日の夜、友人からメールが来てて、ピナの死を知った。
最も大好きだった舞台芸術家・演出家の一人でした。
僕が大野一雄氏のもと舞踏を勉強していた頃、ピナと彼女の舞踊団が稽古場に遊びに来て以来、日本に来る度に、稽古を見せてもらったり、本番に招待してもらったりしていた。
昨夜は夜の12時をまわっているにもかかわらず、大野先生宅に電話。彼女の死を伝え。
4年前、ヨーロッパでの芝居の仕事の帰り道、そのとき一緒に仕事をさせて頂いたヨシ笈田氏の好意に甘え、彼が住むパリにアパートに数日居候させてもらった滞在中に・・・
ピナが新作を発表するという情報をゲット。調べてみると、明日初日!みたいな。
ダメもとで、その劇場まで足を運び、明日のチケットいちま・・・くらいまで言いかけたところで、まるで目の前でシャッター閉めま〜す、みたいな感じで、’売り切れです’と。’どうかお引き取りください’ くらいの勢いで、案の定 ソールドアウト。
そりゃそうだよな、なんて思いながら、劇場となりのカフェでお茶(ビール)を飲み・・・
パリ、右も左もわかんねぇよと思いつつ、かっこつけてると、顎がはずれる勢いで、となりの席にマルボロ片手にピナ参上。
右も左もどころか、上も下もわからなくなるほど、うわぁ、どうするべ、と。
結局、ビビったまんま声もかけずに退散。
しようと思ってる脳と真逆の行動に。
すたすたと近寄り、’東京で大野先生のところで会ったケンジローです、覚えてらっしゃいますか、是非新作観たかったんですけど、チケット、ソールドアウトみたいで・・・’ と、多分、かなり早口で、背中に冷たく流れる汗を無視して、まくしたてて。
そしたら、
’おぼえてます、ちょっと待ってて。’と英語で僕に話してくれ、マネージャーの人に、ドイツ語で何か話しかけ、’ひとまず楽屋口で待ってて’と言われ。
前から8列目、ど真ん中の席のチケットを手渡され。
’では劇場で’ と また稽古に戻って行くピナ。 煙草を片手に。
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ホントにホントに大好きなアーティストでした。
Danke Pina.
Dance in peace.
好きだった人も、観たことない人も是非、動画でしか見れない映像を・・・
演出/振付 代表作
ダンサーとしてのPina
those who want to see more
go youtube
and
type
pina bausch
3 件のコメント:
ピナが亡くなったとは、、残念ですね。
僕も去年の来日公演で1度だけ観たことがあります。他の演目も観たかったのだけど、もう観られないのかな・・
それにしても、天才が次から次へと逝ってしまいますね。
ケンさん、また共通点発見。俺も大好きでした。残念過ぎる。
一昨年かな、FULL MOONを初めて観て、
いつか彼女本人のダンスも観てみたいと思い、公演を心待ちにしていた矢先だった。
ピナが演出した最初で最後の作品になってしまった。
これからも観たいと思う作品があったら、何が何でも観にいこうと、改めて心に誓った俺でした。
今度、ピナ追悼を兼ねて飲みませんか?
高木J氏、マジ残念・・・。すばらしい芸術家たちの死が重なるね。ピナいなくなったあと、ヴッパタール舞踊団はどうなっていくんだろう・・・
うな氏、追悼飲み、致しませう!彼女本人の踊り、一度だけ観たことがあります。風に舞う紙飛行機のようでした。
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