2013-12-15

「修復不能」紛争地域から生まれた演劇 シリーズ5














来週末12月20日と22日に国際演劇協会が主催するリーディングイベント「紛争地域から生まれた演劇 シリーズ」に出演致します。その名の通り、「紛争」ある場所で生まれた演劇作品を読む企画で、今回僕はアフガニスタンのドキュメンタリー演劇「修復不能」に出演します。「多民族」「宗教」「他国の介入」によって引き起こされる戦い。もしくは「誰か」が引き起こしている戦い。

当事者でない僕らが第三者として当事者のコトバを読む。
当事者のコトバを俳優である「誰か」が自分の体験と照らし合わせて読む。のか。
当事者たちの「怒り」が僕ら日本に住む者の「怒り」のコトバとして読む。の?

混乱と当惑を繰り返しながら稽古をしてます。

何はともあれ、共演者たちが面白い人たちばかりです。

限られた空間での上演です。よかったら是非。


















『修復不能』

WEBSITE:http://iti-japan.or.jp/conflict/

作=アフガニスタン人権民主主義連盟(AHRDO)
翻訳=後藤絢子
演出=公家義徳
出演=小山萌子、花ケ前浩一、大谷賢治郎、大久保鷹、正木ひかり
弦楽器演奏=佐藤圭一
映像=高橋啓祐

12月20日(金)19:00 
12月22日(日)14:00 

料金:1,500円
チケット予約:氏名(ふりがな)、日時、枚数、連絡先等を明記の上、
➣予約サイト:https://ticket.corich.jp/apply/50796/
➣E-mail: ititicket@gmail.com
➣Tel: 03-3478-2189
➣Fax: 03-3478-7218

2013-11-15

100%トーキョー リミニ・プロトコル

















リミニ・プロトコル Rimini Protokollというドイツのアート集団がいる。
公共空間におけるパフォーマンスや、出演者にプロの俳優ではなく作品テーマに則した特別な経験や知識を持つ一般の人々を起用し、「ある現実をそのまま舞台上にあげる」というドキュメンタリー演劇の手法を用いた作品づくりを世界中で行なっている。
そんな彼らが今回東京にやってきて、東京に暮らす人々100人と共に舞台を創る。当然そこにプロの俳優はいない。東京に暮らす人々の1%を反映した人が100人、舞台に乗る。例えば、港区に住む40代の男性が東京の人口の1%であれば、その人が舞台に他99名と立つ、といった具合。ってマジ説明難しいのですが、これまでに彼らはベルリン、ウィーン、コペンハーゲン、ロンドン、サンディエゴ、クラコフなど世界中の都市で「100%〜」を行なってきて、ついに今回アジア初のヴァージョンが東京にて行なわれるという次第。その試みになんと日本側の演出として参加させてもらうことになり、かなり面白いことになるだろうと今から胸が膨らんでおります。演出と言っても作品の形や枠組はある程度決まっておりますので、この作品を日本人と創る際のサポートが出来たらなぁと思っております!やはりいろんな意味で欧米のそれとは違うものが出来上がるのではなかろうか、と。



詳しい説明はフェスティバルトーキョーのサイトをご覧くださいませ。
http://www.festival-tokyo.jp/program/13/100percent_tokyo/

で、音楽なのですが、以前Takujiとまたお仕事を一緒にすることになりますと「オトコトバ」のときに耳元で囁いておりましたが、そうなんです、これなんです。Takujiがこの公演のために、とんでもないバンド「焚火」を結成。またそのメンバーがとんでもなくすごいんです。
知りたい方は、そっとTakujiのサイトをご覧ください。
http://www.takujiofficial.com/2013/09/10/100-トーキョー/

食指に少しでも触れた方、是非観に来てくださいね。お待ち致しております!

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フェスティバルトーキョー13
「100%トーキョー」リミニ・プロトコル公演

日程:
11/29(金) 19:00
11/30(土) 15:00★
12/1(日) 15:00
★終演後、演出家によるポスト・パフォーマンストークあり
上演時間:90分(予定)
* 受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前
* 日本語上演
* 未就学児入場可

劇場:
東京芸術劇場 プレイハウス
東京都豊島区西池袋1丁目8番1号 TEL: 03-5391-2111
JR山手線・JR埼京線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸の内線・有楽町線 池袋駅西口より徒歩2分

チケット:一般前売4,500円
http://www.festival-tokyo.jp/ticket/

キャスト・スタッフ
作・構成 リミニ・プロトコル(ヘルガルド・ハウグ、シュテファン・ケーギ、ダニエル・ヴェッツェル)
演出 ダニエル・ヴェッツェル
ドラマトゥルク・共同演出 セバスチャン・ブリュンガー
舞台・照明デザイン マーク・ユングライトマイヤー、マーシャ・マズール
映像 マーク・ユングライトマイヤー

東京公演スタッフ
ドラマトゥルク セバスチャン・ブロイ
アソシエート・ドラマトゥルク 萩原ヴァレントヴィッツ健
ローカライズ設計 深沢秀一
キャスティング 石塚 俊、小野塚 央
統計アドバイザー 中村和幸
演出補 大谷賢治郎
作・編曲 Takuji
演奏 焚火 [ Takuji(歌、ギター、キーボード)、木津茂理(歌、和太鼓、三味線)、大島保克(歌、三線)、アン・サリー(歌)、世武裕子(ピアノ)、小林眞樹(ベース)、千住宗臣(ドラム)、塩谷博之(ソプラノサックス、クラリネット) ]
楽団運営 清宮陵一
サウンドデザイン 小島ケイタニーラブ+ゴンドウトモヒコ
冊子編集 影山裕樹(OFFICE YUKI KAGEYAMA)
冊子デザイン 中澤耕平(ASYL)
制作アシスタント 小野塚 央
協力 東京ドイツ文化センター
後援 ドイツ連邦共和国大使館
製作 フェスティバル/トーキョー、リミニ・プロトコル
主催 フェスティバル/トーキョー

2013-10-26

スモール・シアター・フェスティバル「家」at 山崎邸




















春先に旧友の詩人で音楽家である山崎円城の「音」を聴きに青山に足を運ぶ。久しぶりに彼と話しをしているうちに彼の家で「スモール・ミュージック・フェスティバル」をやっていることを聞く。大きな音を楽しむフェスがあるように、小さな音に耳を傾ける催しがあってもよいだろうと。自分がサンフランシスコの大学にいた頃、教師の自宅でチェーホフの芝居を発表した日のことを思い出す。そう言えば、学生の頃は稽古もいつも誰かの家でやっていたな。現実に存在する、人が生きている空間が、芝居の空間になるその感覚を久しぶりに思い出し、そして、二人で決める、「スモール・シアター・フェスティバル」をやろうと。

はい、やります。明日山崎邸にて。

男二人のとってもシュールな二人芝居を創っちゃいました。
我ながら、いい出来です。

先日、リハーサルがてら山崎家にお邪魔し、3人の子どもたちに披露。
大爆笑。途中からは出演も。





よし!彼らの心は掴んだようです。



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スモール・シアターフェスティバル at 山崎円城・晴子邸

開邸14:00~
ドネーション(飲み物はお持ち寄り下さい。)

「家」

出演:原田亮 古舘一也
演奏:吉田浩太郎 山崎円城
作/演出:大谷賢治郎

https://www.facebook.com/events/578466152189891/

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「家」

それは家族が日常を営む場所
友人たちはその家に訪れ、その家のにおいを嗅ぐ。
そして空想する。
そんな空想が始まった瞬間、そこは劇場になる。
だって劇場はその「日常」に潜んでいるのだから。

2013-09-21

オトコトバ 

























久しぶりに音楽家のオトと一緒に、絵本や詩に綴られたコトバを発するイベント、「オトコトバ」をやります。3年前に丸の内カフェで高田漣くんと初めて行ない、昨年一昨年と世田谷ものづくり学校のWinter Festで1年目は漣くんと2年目は武藤健城くんと行い、そして今回は、音楽家Takuji Aoyagiと代官山にあるクラブヒルズサロンにて開催します。

Takujiと僕は中学校、高校での同級生。一緒に何かやるのは高校の文化祭以来!ってことはないのですが、二人で何かやるって言うのは、高3の「テープ作り」以来かもしれません。高校のときはよくお互いの家に行き、ラジオ番組作ってそれをテープに吹き込んだり、今考えると至ってシュールな物語作ったり、テレンス・トレント・ダービーのモノマネをしたりしてました(ってわかりづらいですよね、すいません)。

大人?になってからは、彼のバンド、Little Creaturesの楽曲の詞を書かせてもらったり、僕の芝居で楽曲を提供してもらったりしています。

何か改めて考えるとちと感無量ですな。

11月末にはまたおもしろそ〜うな仕事を一緒にやりますが、その詳細は追って!

今回のオトコトバは「うつりゆくもの かわらないもの」をテーマにTakujiや僕、そして主催者であるStillwaterという名の女性4名の創造集団のメンバーで絵本や詩や様々な形態のコトバを選んでオトにします。また参加者にもオトにしたいコトバを持って来てもらい、それを即興的にオトや声で奏でられたらなとも思っていますので、来てくださる方は是非読みたいもの、僕に読ませてもいいよと思うもの、持って来てくださいね。

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"オト"と"コトバ"による朗読会
「オトコトバ」


























オトコトバは、演出家で俳優の大谷賢治郎が、毎回、音楽家をゲストに迎えて、音楽(“オト”)と言葉(“コトバ”)を紡いでいく朗読会です。今回のゲストは、Takuji Aoyagi。テーマは「うつりゆくもの、かわらないもの」。テーマに合うと思った本や詩集、みなさんと共有したいと思う本をぜひお持ちください。この日、クラブヒルサイドサロンに集まったひとたちのなかで生まれる、あたらしい参加型の朗読会です。

日程: 2013年10月5日(土) 18:00-19:30(17:30 受付開始)
場所: クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F)
定員: 60名
参加費: 一般2,000円 クラブヒルサイド会員/学生1,500円(事前振込)   ※1ドリンク付
お申込は、クラブヒルサイドのセミナー&イベントページよりお申し込みください。          → http://www.clubhillside.jp/seminar/otokotoba131005
主催: Stillwater  http://www.stillwaterworks.jp/index.html

イベントの詳細は:
Stillwater  http://www.stillwaterworks.jp/workshop/2013/09/post-27.html
クラブヒルサイド http://www.clubhillside.jp/seminar/otokotoba131005/ にて。

皆さんのお越しをお待ち致しております。

2013-08-16

青年劇場公演「怒濤」




















新しい分野への挑戦である。森本薫・作「怒濤」。1944年に書かれた名作である。若干32歳。信じられないほどに人々の群像が見事に描かれている。32歳で、何なんだ!この洞察力は!どうしてそんな心模様が描けるのか!と。

僕自身まだまだ勉強不足だが、日本にはかつて素晴らしい劇作家が多くいたのだ。森本はその劇作家たちをうならせた。天才たる所以か、1946年、34歳のときに他界...

http://ja.wikipedia.org/wiki/森本薫

毎日の稽古の中で、僕も唸らされてばかりだ。
明治時代、日本の医学界に革命を起こした、北里柴三郎と彼の周囲の人々の物語。

ひとつの時代の中で抗って生きる人々の見事な群像劇だ!

今を生きる日本人に観てほしい作品です。
日本人が日本人であることの誇りを持つためにも。
日本語が持つ言葉の美しさを再確認するためにも。

日本語は美しい。。。

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「臨界幻想2011」に引き続き、演出のふじたあさや氏に付き、演出助手として参加。助手と言えども、演出サイドの一人として責任を持ち、俳優と向き合い、戯曲と向き合い、本稽古のあとに毎晩数名の俳優と抜き稽古をしています。個々の持ちえる「想像力」をフルに稼働しながら、毎日の「課題」と向き合ってます。

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皆さん、是非観に来てください。連絡頂ければ、チケット手配致します。



秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場公演 http://www.seinengekijo.co.jp
「怒濤」
■日程     2013年9月6日(金)~15日(日) ※9日(月)休演
■会場  紀伊國屋サザンシアター
■作   森本薫
■演出  ふじたあさや

■出演
広戸聡 板倉哲 杉本光弘
島本真治 秋山亜紀子 大山秋 ほか

■ストーリー
明治25年(1892年)、輝かしい業績を上げて帰国したにも関わらず、帝大閥との軋轢によって、自ら研究所を立ち上げざるを得なかった北里柴三郎。その怒濤のような半生を支えた妻、仲間、弟子たち。社会の流れに翻弄され、それぞれの思惑が交錯する中で、研究者、実践家、そして教育者としてその意思を貫こうとしていく。

 
■日程表
sngj-dotou_tt.bmp


《チケット情報》
■入場料金[全席指定] 一般 5,000円 U30(30歳以下) 3,000円
  ※当日券は各300円増
■前売券取り扱い
  キノチケットカウンター(新宿本店5階/店頭販売のみ 受付時間10:00~18:30)
  青年劇場・チケットぴあ
■お問合せ 青年劇場 03-3352-7200


2013-08-10

ミュージカルワークショップ in 新百合ケ丘

この一週間で、総勢54名の小中学生プラス数名の高校生アンド大人とオリジナルのミュージカルを作る!というある意味無謀な挑戦をしました。誰ひとり脱落することなく、歌2曲、ダンス2曲、詩の群読、そして台詞のある作品を仕上げました。みんな、超頑張った! 振付も音楽も台本もすべてオリジナル。手前みそではありますが、観に来れる方には是非観てほしい作品に!

小田急線新百合ケ丘駅より北口より徒歩3分。

川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場にて明日11日、13時と14時の2回。

http://kawasaki-ac.jp/th/

人数が多いため、二班作りました。

興味あり、時間ありの方、連絡ください!

2013-07-28

「不思議の記憶」再演 〜 出会いのフォーラムにて














「不思議の記憶」再演します。

えっ、いつかって?
すいません、3日後です。7月31日。今度の水曜日。
で、もうひとつ、すいません。もう10枚もチケットの残り無いようです。
再演に向けて、創ることに夢中になってて、全然宣伝してなかったことに気づき。
でも、まぁ、ありがたいことに既にチケット残り僅かになってるようで。

この1週間で、めっちゃ集中して、1日8時間稽古して。ご飯食べることも忘れて。

新たに創りなおした、創りかえた、いや単純に関わっているみんなで新たに創っている次第。

あるおばあちゃんの記憶。
それを物語る時の案内人。
そして4人の子どもたちが紡ぐ物語。

に仕上がりつつあります。

たった1回の公演です。
観に来て、感想聞かせてもらえたら嬉しいです。

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子どもと舞台芸術 出会いのフォーラム 参加公演

「不思議の記憶」

@国立オリンピック記念青少年総合センター  東京・参宮橋


12:30~13:50(12:15開場) 
リハーサル室 
対象:小学校1年生以上〜大人 
会費:2,000円



詳細:
http://www.gekidandora.com/titles/fusiginokioku/




2013-06-16

わが町 千秋楽



















最終公演、無事に終った! よくぞここまで!とカーテンコールで感無量に拍手してたら、出演者が客席に下りてきて、演出のふじたあさや氏と俺を舞台に引っ張り出しに。

やられた!

こちとら完全無防備。油断してました。

そして舞台上で俳優たちに囲まれて、大好物を頂いた!

ありがとう、です。


ホント感謝するのは、こっちなんだよな。

乾杯。


2013-06-13

わが町しんゆり 明日旗揚げ公演














いよいよ明日から。

稽古のためここんとこ毎日小田急線に乗ってます。この電車を使って12年間通学してたので、日々いろんな思いを巡らせながらの通勤。
小学校のとき、大人たちの足の囲まれながら通学してたこと。車掌さんと友達になりガムをもらったこと。中学校のとき朝はいつも決まった車輛に乗り、今日も同じ面子が乗っているか確認してたこと。高校のとき、好きな女の子と一緒に帰って車窓に映る満開の桜が目に入らなかったこと・・・
今では線路の本数が増えたり、遊びに出掛けてた駅が地下になったりとかつての面影はなくなってきてますが・・・

この作品「わが町しんゆり」も人生における月日を感じさせる作品。人によって巡らせる思いがきっと違うと思います。

時の流れを感じさせるこんな台詞が。

『太陽が千回以上も空へのぼりました。・・・前には生まれていなかった赤ん坊が、今はもう立派にしゃべっています。・・・自分は若くてピチピチしてると思っていた連中が、以前のように階段を駆けのぼると、心臓がドキドキすることに気が付き出しました。・・・』

僕は1年前の劇団の立ち上げからワークショップ指導、演出助手として関わらせてもらってます。この1年での皆さんの変貌には脱帽です。
4歳から74歳までの劇団員の熱い思いを感じに、是非新百合ケ丘に遊びに来てください。新宿からたったの20分ですよ!鶴川からはたったの5分!!!(って鶴川がどこにあるか知らない人も多々いますよね・・・)

地域住民による劇団わが町。いよいよ旗揚げ公演です。

劇場でお待ちしております!!


劇団わが町 旗揚げ公演 しんゆりシアター「わが町しんゆり」

原作/ソーントン・ワイルダー 翻案・作・構成・演出/ふじたあさや

6月14日(金)~6月16日(日)
6/14 19:00開演
6/15 14:00開演/19:00開演
6/16 12:00開演/17:00開演
※開場は開演の30分前

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場
小田急線新百合ケ丘駅北口徒歩3分

一般:2,500円
小学生以下:1,000円
※3歳以上のお子様はチケットをご購入ください。
取扱い先
川崎市アートセンター
窓口販売:9:30~19:30(毎月第二月曜を除く)
電話予約:044-959-2255(9:30~19:30 毎月第二月曜除く)
インターネット:http://kawasaki-ac.jp/

劇団HP : http://our-town.jp

2013-06-11

劇団「わが町」旗揚げ公演!




















いよいよ今週末、劇団「わが町」が旗揚げ公演を行います。

一昨年、国際児童青少年演劇協会の会議でウクライナに出張中の事。同行させてもらってた演出家のふじたあさや氏に「地域劇団の立ち上げに興味ある?一般市民と一緒にワークショップを重ねていきながら・・・」

「はい、大ありです!」と俺、最後まで聞かずに即答。

帰国後、川崎市アートセンターの制作の方々と早速打合せ。

ソーントン・ワイルダーの戯曲「わが町」をふじた氏が川崎市を舞台に翻案脚色して上演するということに。

その地域に暮らす人々が、その地域に誇りを持てるような演劇活動。

「劇団名も”わが町”にしませんか」と思わず。
打合せにいた人全員「そうしよう」と即答でした。

昨年6月、川崎市新百合ケ丘にある昭和音楽大学の広々とした教室でオーディション。下は4歳から上は74歳まで総勢50名くらいの地域住民が参加。

全員合格。

それ以来、最初は週一回のワークショップを行い、からだを動かしたり、即興で芝居を創ったりを繰り返し、そんな中、ふじた氏が「わが町しんゆり」を書き上げて来る。

これまでも日本の至るところで、その地域に置き換えて「わが町」は翻案され上演されて来たが、しかしこの台本はこれまでの翻案とは全く違うものだった。

ワイルダーの原作と川崎に置き換えられた物語が同時に進行していくというものだった。

ふじた氏は言う、「ワークショップに於ける劇団の皆さんの意欲や創造からインスピレーションをもらって生まれたアイデアだ」と。

そして、週1回のワークショップから、週3回の稽古へ、3月には劇場での稽古を毎日行なうという実に贅沢な創造過程を経て試演会を行なった。

そして、ついに今週末。旗揚げ公演が行われる。

約50名の劇団員が個性をぶつけ合い、しのぎを削り、互いのアイデアを持ち寄り、自ら立場を開拓し、世代を超えて協力し合い、面倒を見合い、「わが町しんゆり」を創造してきた。

劇団「わが町」から、「劇団」という名の”わが町”が生まれつつある。

是非観に来てください。

(えっ、あ、僕は演出助手ならびにワークショップ講師として参加させてもらってます、遅ればせながら・・・)

この劇団は実に多才。すてきなホームページやプロモーションビデオも劇団員自らが作っています。ご覧あれ!!!

劇団わが町ホームページ http://our-town.jp

プロモーションビデオ:


劇団わが町:第二回公演『わが町しんゆり』PV from Atsushi Kano on Vimeo.

以下、劇団HPより公演の詳細です:

劇団わが町 旗揚げ公演 
しんゆりシアター 「わが町しんゆり」

原作:ソーントン・ワイルダー

翻案・作・構成・演出:ふじたあさや

1938年にアメリカで発表されたソーントン・ワイルダーの戯曲「わが町」は、現在までに世界中であらゆる町に置き換えられて上演されています。「日常」かけがえのなさを感じさせてくれるこの作品はいつの時代でも受け入れられる。普遍的に私たちの心にあるものなのでしょう。

劇団わが町では原作の世界と「私たちのわが町・しんゆり」を自由に行き来する作品に仕上げました。きっと遠い昔のアメリカの物語を身近に感じ、また「私たちのわが町」をさらに大切に感じていただけるでしょう。

公演日時 6月14日(金)~6月16日(日)
6/14 19:00開演
6/15 14:00開演/19:00開演
6/16 12:00開演/17:00開演
※開場は開演の30分前
チケット 2013年4月19日より発売開始!!
一般:2,500円
小学生以下:1,000円
※3歳以上のお子様はチケットをご購入ください。
取扱い先
川崎市アートセンター
窓口販売:9:30~19:30(毎月第二月曜を除く)
電話予約:044-959-2255(9:30~19:30 毎月第二月曜除く)

2013-05-25

不思議の記憶 写真たち




















不思議の記憶。

観に来てくださった皆様、ありがとうございました。
未だ観れずの皆様、次の機会には是非。

産まれたばかりの「不思議の記憶」という赤ん坊。

今後とも成長を見守ってくださいね。


以下リンクにて写真を公開しております!

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.10151623068711600.1073741826.638846599&type=1&l=ede6521a55

2013-05-12

Poetry of Life 人生の詩

















Poetry of Life 
人生の詩

Listen to the sound
Treasure you have found

その音に耳を傾けてみる
それは君が見つけた宝物

The voice has no bound
You are the cosmos

その声に境界線はない
君は宇宙だ

Dance round and round and round

Dance round and round
Feel so free

Poetry of life

円を描いて踊り続ける
自由を感じながら

人生の詩

Let your heart fly free
In emptiness
Let your heart flow free
with treasure you have found


心を自由に羽ばたかせる
何もない空間の中に
心を自由の流れに委ねてみる
君が見つけた宝物と一緒に

Secret
Turning in you is your seed
Secret
Flowing in you is your sea
Seagull is your bird
Secret
Flying in you is your bird
Secret
searching in you is your word
Secret is your song

心の鍵
それは君の中をめぐりめぐる君の種
心の鍵
それは君の中に流れる君の海
かもめこそが君の鳥
心の鍵
それは君の中を飛ぶ君の鳥
心の鍵
それは君が君の中に探している君のことば
心の鍵
それは君の歌だ

Listen to the sound
Treasure he has found

その音に耳を傾けてみる
それは君が見つけた宝物

The voice has no bound
You are the cosmos

その声に境界線はない
君は宇宙だ

Dance round and round and round

Dance round and round
Feel so free

Poetry of life

円を描いて踊り続ける
自由を感じて

人生の詩

Secret
Turning in you is your seed
Secret
Flowing in you is your sea
Seagull is your bird
Secret
Flying in you is your bird
Secret
Swimming in you is your word
Secret is your song

心の鍵
それは君の中をぐるぐるまわる君の種
心の鍵
それは君の中に流れる君の海
かもめこそが君の鳥だ
心の鍵
それは君の中を飛ぶ君の鳥
心の鍵
それは君の中で泳いでいる君のことば
心の鍵
それは君の歌だ

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Little Creatures リトル・クリーチャーズのライブに足を運んだ。
彼らの約2年振りのライブ。
圧巻だった。

僕が詩を描かせてもらった曲も何曲か演奏。
我を忘れる感覚だった。

Poetry of Life
初めてライブで演奏したとか。
そりゃそうだ。難しい曲だもん。

感動しました。
我を忘れて。

ライブで飲み過ぎて失神したことは若いとき何度かありますが、鼻血を出したのは初めてでした。

是非是非聴いてみてください。以下サイトにてバンドメンバーによる楽曲紹介もあり。



2013-04-30

「不思議の記憶」 いよいよ明日!

いよいよ明日、初日を迎えます。照明、音楽、衣裳、美術、そして俳優の芝居と動き。全部勢揃いしました。少しでも多くの人に観てほしいです!

で、この舞台の実現を可能にしてくれたスタッフの紹介をしていきます!

まずは照明の鷲崎淳一郎。あ、うんの呼吸でめちゃかっこいい照明を作ってくれます!あまりにも稽古場で二人であーだこーだやっているので、時にその親密さに周囲が引いています。  
こんな人です!

http://www.joqr.net/blog/choratake/archives/2010/01/post_150.html
 
次に音楽の谷口尚久。とにかくリクエストに対するレスが早くて、明確。僭越ながら、共通言語を持っている通訳いらずの音楽家!

こんな人です。

http://www.manuera.com/?menu=artists&name=谷口尚久
 
そして衣裳のツヨシエトワール。とにかくセンスがいい。デザイナーとしての手腕は去るながら、舞台衣裳を作らせてもピカイチであることが判明。

こんな人です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ツヨシエトワール
 
そしてパントマイム指導をしてくれた、チカパン。
とにかく引き出しの多い人で、次から次にアイデアを出してくれる。そして何よりも子どもの目線を持っている人。

こんな人です。

http://chicapan.cocot.jp/
 
そして、演出助手の原田亮 。身体能力抜群で、俳優のトレーニングとムーヴメントはもう彼に完全にお任せ。頼もしいサンフランシスコの後輩です!

宣伝美術は大谷丞治 。手前味噌ですが、才能溢れるおいらの息子です。

宣伝デザインは八木克人 。普段はプラネタリウムの監督したり。アート感覚が宇宙的。人生の友です。
 
こんな人です。
 
 
音響は坂口野花。毎日新しいアイデアを持ち込んできては、試してくれる。稽古中にも、創造意欲がものすごい。頼れる姐さんであります。
...
写真は一井りょう 。いつも俺が関わってる舞台の写真を撮ってくれる。感覚がとにかく自由。俳優のナマの瞬間を捉えてくれる。

こんな人です。

 http://zotphoto.com/

ホントは稽古写真をアップしたいのだけれど、やはり劇場で体験してほしいので控えます。

最後に、この作品を舞台上で表現する劇団銅鑼の俳優さんたち。かなりきつい身体訓練を重ね、想像力をフルに使い、すべての「未体験」に挑戦しています。

こんな人たちです!

http://www.gekidandora.com/titles/fusiginokioku/

皆さん、待ってます!!!




 

2013-04-15

不思議の記憶




















ついにやってしまいます、演劇作品の作、美術、演出を。ここまで腹一杯やっているのは中学校のときに演出、脚色、出演した「カッコーの巣の上を」以来かもしれません。

と言っても、実際にはまったく僕一人でやってるのではなく、毎日8時間の稽古をする中で、稽古場の中でアイデアが生まれ、コトバが紡がれ、そこにいるキャストとスタッフがインスピレーションをお互いに共有しながら、みんなで創っているというのがホントのところです。従って、カッチリ台詞やシーンが決められた台本が最初からあるわけではなく、稽古の中でどんどん創られて行くので、俳優もスタッフもさぞしんどいだろうなと時に客観視しつつ、脱帽いたしております。

これは子どもと大人と一緒に観てほしい作品です。勿論、大人だけでも。
子どものときには誰しも持っていた、見るもの聞くものすべてが「不思議」と思える感覚。それをもう一度、子どもと共に大人にも思い出してほしい。そんな気持ちで、作品を作っています。

あなたの「不思議の記憶」は何ですか?

ゴールデンウィークに10回の公演、是非とも東武東上線に乗り、上板橋にて降りて、新緑の平和公園を横切り、劇団銅鑼のアトリエまで足を運んでみてください。

待っています。

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劇団銅鑼第44回公演「不思議の記憶」
http://www.gekidandora.com/titles/fusiginokioku/

作・演出・美術 大谷 賢治郎


5月1日(水)19:30
2日(木)14:00/19:30
3日(金祝)14:00/18:30
4日(土祝)14:00/18:30
5日(日祝)14:00/18:30
6日(月休)14:00
*定員80名 開場は開演30分前

会場 劇団銅鑼アトリエ 東京都板橋区上板橋中台1-1-4
チケット 劇団銅鑼 TEL 03-3937-1101

チケット料金(日時指定自由席)一般 4,000円 学生 2,500円
親子券 5,500円(一般+高校生以下)


こども
みるものすべてが
ふしぎ

あしをとめる
しゃがみこむ
かぐ
みみをすます
みあげる

おつきさま

おとな
いつのまにか
その「ふしぎ」を
わすれてしまう

おとな
こどもの「ふしぎ」を
うばわないで

ふしぎの
きおく




















未来を生きる子どもたちへ
過去を忘れた大人たちへ

誰にも言えない大きな秘密を持ってしまった兄妹は、大人たちの知らない世界へと迷い込む。そこで出会った、たくさんの不思議。二人は、この不思議な世界からもどってこられるのか?
子どもが子どもである一つの大きな要素・・・物事を不思議と思う事。大人たちは、“不思議”に立ち止まる事を忘れていく。シンプルな舞台が様々な空間に変化し、想像力・創造力を培える舞台を通して、子どもにとっては”遊ぶ” “冒険する” ”ちょっぴり悲しい”をたくさん体験してもらい、大人にとっては、”心の痛み” ”切なさ” ”ノスタルジー”を体験してもらえる舞台を創造し、隣にいる人のことを感じてほしい。ゴールデンウィークに、あなたの大切な人と観てほしい。そして、演劇の魔法を知ってほしい。

照明 鷲崎 淳一郎
音楽 谷口 尚久
音響 阪口 野花
衣裳 ツヨシ エトワール
パントマイム指導 チカパン
舞台監督 稲葉 対介
演出助手 原口 亮
宣伝美術 大谷 丞治
写真 一井 りょう
宣伝デザイン 八木克人
舞台美術助手 永井沙織
制作 田辺 素子

出演 谷田川 さほ 三田 直門 庄崎 真知子 竹内 奈緒子 井上 太 土井 真波




2013-01-25

臨界幻想2011 再演



昨年5月に上演された「臨界幻想2011」。いよいよ再演します。
30年前にふじたあさや氏によって書かれた、福島第一原発を舞台にした戯曲「臨界幻想」。未来に起きえるだろうことへの警笛が現実となってしまった今、その現実を忘れないためにも、無関心のまま通り過ぎないためにも、是非観に来てください。

東京は2日間だけの限定公演です。見逃さぬように。

2013年2月14日(木)  14:00 / 19:00
2月15日(金) 14:00
俳優座劇場(東京・六本木)
一般・5,000円 U-30(30歳以下)・3,000円

チケットは青年劇場:03-3352-7200
もしくは僕に連絡ください。なるべく良い席をご用意させて頂きます。

東京以外にも
2/17 福井県越前市文化センター
2/20 静岡県三島市民会館
2/21 静岡県浜松市浜北文化会館
2/22 静岡県菊川文化会館アエル
2/24 山口県周南市市民館
2/25 岡山市民会館
2/27 神奈川県立青少年センター
3/2 神奈川県藤沢市民会館
3/3 八王子芸術文化会館いちょうホール
3/6 福島県郡山市民文化センター
3/7 宮城県仙台市民会館
3/9 秋田県民会館
にて上演致します。お近くの方は是非!!!

公演詳細は:
http://www.seinengekijo.co.jp

2013-01-23

ディスカバリーチャンネル TVスポット

今年一発目のご報告。
ディスカバリーチャンネルのTVスポット、そのコトバを紡ぎました。観てくだされ! 僕の友人、阪西崇くんが監督しております!

ディスカバリーチャンネルではお正月からガンガン流れてます!

http://www.youtube.com/watch?v=h_jtoUtwoxY