2008-04-29

てんこもり:演出助手


こんばんは。この2ヶ月ほど休みなく、演出助手の仕事が続き、20日までの「犬婿入り」(何度このタイトルを書いてるかって・・・すいません)のあと、来年上演予定の「ハンナのかばん」のワークショップをその翌日から今日までやらせてもらい・・・。ありがたい気持ちをふまえ、本日怒涛の日々が一旦終了しました。あのときに会った人が、いまの縁に繋がっているんだなと、実感しつつ・・・、感謝しつつ。

久しぶりに映画でも観に行こうかな?

「今夜、列車は走る」

2008-04-27

遅ればせながら・・・

シアターXでの公演「犬婿入り」が20日に無事終了いたしました。きづいたら、もう1週間も経ってしまっていました。早い。時間が経つのが早い・・・。

劇場に足を運んでいただいた方、ありがとうございました。賛否両論の意見、様々でしたが、それがとても嬉しかったです。今回は非常に興味深い顔合わせが実現した舞台、やらせていただいてよかったと心から思います。

打ち上げで塩野谷正幸さんとツーショット!









出演者の皆さんから、といただいた目覚まし時計!!最高に嬉しかったです!










そして、現在は、来年に上演される、劇団銅鑼公演「ハンナのかばん」のワークショップを行なっています。イスラエルの演出家、モニさんが12月に来るまでの間、モニさんの演出とメソッドを経験している僕がワークショップをやらせていただいている次第です。1週間の集中ワークショップ、明日最終日、集中力全開でやってます。

2008-04-19

犬婿シリーズ #3


阪神も5連勝。
まずはめでたい!

芝居、犬婿入りは今日で3日目。4公演を終了。どんどん進化していく。各公演が終わるたびに演出家と打ち合わせ。更に新しいアイデアを持ちあい、次の公演にできるよう、各キャスト・スタッフに提案。正直、キャストもスタッフも大変かもしれないけれど、更に更によくしたいが故、演出部も妥協しない。芝居はライブ。新たなアイデアがあれば、それを試すことができる。それに挑戦することができる。

開場ギリギリまで話し合う。舞台で試す。

帰宅後、NHKでピアノ・コンサートをぼーっと見る。ベートーベンのピアノ協奏曲。気持ちいい。そして、とんでもなく、ロック。指の動きが早い早い。そして音の強弱、音の間を 10本の指が奏でていく。

芸術家はアスリートだな。

創造する能力を与えられた自然界の異端児、人間。フル稼働させないとね。創造力あるぶん、自然界に対してもちゃんと責任をもって。ね、なんつって。

2008-04-18

犬婿入り 2日目


今日は終演後、スタッフさんで二人誕生日の人がいて、サプライズで劇場2階にあるスタッフルームで蝋燭とケーキとシャンパンでお祝いしました。本番中の暖かいひととき。とにかくいいスタッフなんです、みんな。シアターXの技術監督をされている清水義幸さんが集めてくるスタッフは、とにかくみんな性格がよく、しかも天然揃い。現場がとても楽しい、です。

しかも、今回は挑戦的なキャストと演出チームなので、ホント面白い現場です。

あと3日、シアターXでやってます。よかったら是非!

2008-04-16

いよいよ明日幕開け

芝居「犬婿入り」が明日開幕する。キャスト・スタッフの総動員で開幕する事ができる、それが芝居。ワクワクする。色々な個性や要素が重なり合ってできるものだから、一筋縄には行かないし、ましてや、ドイツ在住の日本人演出家と日本人作家、そして、日本の俳優という、カリフォルニアロールみたいな作品作り。フランクフルトに納豆をのせるような感じ?と言ったところか。果たしてどうなることやら・・・。
初めての演出助手として迎える初日。俳優のときに感じるそれとは違う緊張感を感じています。

あっという間のひと月が過ぎ、明日本番初日を迎える・・・

2008-04-14

鉄道ファンの血が騒ぐ



実は小学生の頃、電車が大好きだった。電車通学をしてたこともあり、駅名を全部憶えたり、電車の何千系(わかりにくかったらごめんなさい)といった数字を覚えたり、歩道の白線の上を車掌になったつもりで、ランドセルからぶら下がった定期をマイク代わりに「次は経堂、経堂・・・」と言いながら下校したり・・・。

今夜、稽古が終わった後、芝居で使う映像を撮りに今回映像を担当してくれている羽生基博さんと衣装担当の有島由生さんと上野駅に足を運んだ。本番4日前に映像の素材を撮りに翻弄しているスタッフ一同と言ったところか。

23時33分。寝台特急が出発する放送が流れてくる。三脚とビデオカメラを手に3人で上野駅の構内を走る。日曜の夜、閑散とした駅構内で、駆ける足音だけが響き渡る。

そこにいたのは、30年以上走り続けてきた特急の姿だった。走ったせいで心臓がバクバクしたのか、古い車両に出会って脈の音が激しくなったのか・・・ 

閑散とした上野駅、16番線。その特急は悠々と能登半島に向け、去っていった。

16日から始まる「犬婿入り」の中で、その勇姿がスクリーンに映る。

といいな。

明日から劇場入り。血が騒ぐ。

2008-04-08

久しぶり 近況報告


こんばんは。久々のブログです。てんこ盛りの日々送ってます。てんこ盛りの”てん”は テンパリの ”テン”。いい感じでテンパってまっせ。いよいよ来週から始まる「犬婿入り」の稽古が佳境に入り、初めての演出助手という仕事で心地よいドキドキを感じつつ、稽古以外の現場での仕事(英語教えたり、英語字幕の翻訳の仕事してみたり、次の芝居の準備したり・・・)をしていて、時に電車を乗り過ごしたりしながら、テンション高い毎日を送っています。


芝居よかったら見に来てください。独特な世界感のある作品になるだろう予感アリ。

詳細: http://otanikenjiro.blogspot.com/2008/03/blog-post_16.html

雨すごいね・・・

2008-04-01

創造力 creativity


神なのか、宇宙なのか、人間に創造力というものを与えた。

「好きに創ってくださいねぇ。何を創っても構いませんから。」

そして人は、野菜を作ったり、鉛筆を作ったり、絵を描いたり、言語を創りだしたり、本を書いたり、携帯電話を開発したり、薬を製薬したり、映画や芝居を創ったり・・・。何もかもを創ってきた。

美しい小宇宙だろう、授かった脳をつかって。

一方、人は、同じ創造力を用いて、爆弾を作り、銃を作り、原爆を作り、様々な兵器を作った。

人間の発展のために、もしくは進化のために、もし人が科学というものを作りだしたとするのであれば・・・。

そして、もし、人間が作り出した、すべての兵器が勝つとしたら、

人間は、宇宙なのか、神なのかが与えた、創造力テストに失格したことになるのかもしれない。


芝居の稽古にいながら、ふとそんなことを考えた。

動物が自分の食料を得るために他の動物の命を頂くとき、
人は、一動物であると同時に、自分の利益のために 他の人の命を奪っている。

そして、時になんの理由もなく。

考えれば考えるほど、言葉には出来ない矛盾を感じる。