2008-04-14

鉄道ファンの血が騒ぐ



実は小学生の頃、電車が大好きだった。電車通学をしてたこともあり、駅名を全部憶えたり、電車の何千系(わかりにくかったらごめんなさい)といった数字を覚えたり、歩道の白線の上を車掌になったつもりで、ランドセルからぶら下がった定期をマイク代わりに「次は経堂、経堂・・・」と言いながら下校したり・・・。

今夜、稽古が終わった後、芝居で使う映像を撮りに今回映像を担当してくれている羽生基博さんと衣装担当の有島由生さんと上野駅に足を運んだ。本番4日前に映像の素材を撮りに翻弄しているスタッフ一同と言ったところか。

23時33分。寝台特急が出発する放送が流れてくる。三脚とビデオカメラを手に3人で上野駅の構内を走る。日曜の夜、閑散とした駅構内で、駆ける足音だけが響き渡る。

そこにいたのは、30年以上走り続けてきた特急の姿だった。走ったせいで心臓がバクバクしたのか、古い車両に出会って脈の音が激しくなったのか・・・ 

閑散とした上野駅、16番線。その特急は悠々と能登半島に向け、去っていった。

16日から始まる「犬婿入り」の中で、その勇姿がスクリーンに映る。

といいな。

明日から劇場入り。血が騒ぐ。

0 件のコメント: