2010-01-09

DAYS JAPAN 













知ってますか、この雑誌。

以前にもDAYS JAPAN主催の写真展について触れました。

人々の意思が戦争を止める日が必ず来る」「一枚の写真が国家を動かすこともある」
「DAYS JAPAN」とは世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌。

日本では、いや世界でもこういった雑誌は稀でしょう。

編集長である広河隆一さんは、実は僕の大切な友人のお父さん。


今、雑誌という媒体は危機的状況にあり、DAYS JAPANも例外ではなく存続のためのキャンペーンを昨年から行ってきました。それがものすごい反響で。ひとつの雑誌を守ろうとその読者が動く現象。ヒトのチカラなり。

遅ればせながら、僕もこの雑誌存続希望者の一人としてブログに書かせて頂きました。
僕もこの機会に定期購読スタートです。


以下、広河隆一さんからのメッセージです:

みなさんへ (転載歓迎)

本当に本当にありがとうございます。
DAYSの命脈も尽きることが決まったかに思えたぎりぎりの時になって、メ-リングリストでお送りしたお知らせがが、数千倍の大変な数のメールやブログやツイッターとなって、広まっていっています。
私が眼にするのは、そのなかのほんの一部なのですが、それを読ませていただくたびに、こみ上げてくるものを感じています。
そして今年もあと少しとなり、DAYSには定期購読のお申し込みのメールやファックスが毎日続々と届き始めたのです。

2009年9月に決算を迎えたDAYS JAPANは、はじめて赤字を計上しました。
それは少ない額ではありませんでした。
赤字が予測されてきた7月末に、私たちはいくつかの手を打ちました。
印刷部数の削減、より安価な紙質の導入、倉庫費用切り詰めなどです。
これ以上の人件費の削減は困難と思われました。、
DAYSは他社に比べて、非常に少ない社員で運営しているからです。
そして多くのボランティアの人々の力を借りて発刊してきたのです。

私たちはDAYSを存続させるためにはどうしたらいいのか、何度も話し合いを持ち、
2009年秋の横浜でのフォトジャーナリズム・フェスティバルで、「存続キャンペーン」を開始しました。
そして年内500人の新規定期購読者を獲得できれば、「すぐに廃刊」という危機を脱することができ、
1500人獲得すれば、「継続することができる」と訴えました。
横浜で定期購読者は103人、関西と山口県でで約100人、早稲田で75人、そのほかの人を加えて11月はじめまでに合計350人が申し込んでくださいました。
その後もさらに増え、年内500人獲得という目標に近づいてきました。
しかしそこで数字の伸びは止まりました。
そのころ顧問税理士から、さらに深刻な事態が告げられました。
DAYSには、万が一雑誌が廃刊を余儀なくされたとき、定期購読者に返還するために保管しているお金があります。
そのお金を使わざるを得ない日がまもなく来るというのです。
そうするわけにはいきませんから、DAYSは廃刊を決意しなければならなくなります。

私は社員の前で税理士に、DAYSが今陥っている状況を話してもらいました。
そしてメールで多くの人に窮状とDAYSの存続を訴えました。
それはDAYSの状況を具体的にお知らせする、切羽詰ったお知らせでした。

このメールには驚くほどの反響がありました。DAYSを支援していただいている方々が、自分の手紙を添えて、メーリングリストに流してくださり、
日本国内だけでなく、海外の邦人からも、定期購読申し込みや励ましのメールやファックスが続々と届き始めたのです。
そして12月半ばに定期購読者は500人を突破しました。

おそらく日本でも非常にまれな出来事が、今進んでいます。
読者の方々が、雑誌の廃刊を食い止めるために動きだすという現象が。
メーリングリストを通じて、ツイッターを通じて、ブログを通じて、手紙を通じて、そして電話を通じて、メッセージが広がっていきました。

22日は、衛星放送の朝日ニュースターの番組に生出演して、DAYSのことを訴え、キャスターを務めておられる上杉隆さんも応援してくださいました。
番組が終わるとともに、この番組のことがツイッターで広がり、1時間後にDAYS事務所に戻ると、もう12枚の申し込みファックスが届き、メールの申し込みもどんどん増えていました。翌日申し込み者は60人を越えました。

私たちは流れが変わりつつあるのを実感しています。
この勢いが止まらないように、私たちは、「存続キャンペーン」を2010年3月の6周年記念日まで延長し、DAYSの継続が安定する1500人の定期購読者獲得を目指すことにしました。

すでに定期購読をお申し込みいただいた方は、周囲の方に1人でも多くの購読をお勧めいただければ幸いです。
まだお申し込みいただいていない方には、ぜひともこの機会にお申し込みいただければと思います。

申し込み方法は、DAYSのホームページに詳しく書いてあります。

キャンペーン期間中は、8700円の年間定期購読料が、7700円になります。
そして私の撮影した写真(A4版)とDAYSバッヂがついてきます。

心からよろしくお願いします。

DAYS JAPAN編集長
広河隆一

2010-01-08

いのちの山河

深澤晟雄(ふかさわまさお)って知ってますか?


戦後、岩手県沢内村という豪雪地帯にて日本で初めて老人と乳児の医療無料化を実現した男。

あまりにも雪深い故に孤立化していった村において、国が国民のいのちを守れないのなら、村が村民のいのちの尊厳を守ろう、と立ち上がった男。

沢内村村長・深澤晟雄氏の半生を描いた映画、“いのちの山河”

毎度ながら、上映は明日までの映画について書いている俺、ですが。

今朝10時から上映の新宿・武蔵野館にチャリで急ぐと、超満員でした。立ち見も見て。観客のほとんどが高齢者でした。勿論、時間帯もあるのでしょうが、今の医療に対する切実な思いを感じているからこそ、そういう年齢の方々が見にきているのだろうな、と思いつつ、若い世代に見てほしい(って俺が年寄りみたいな発言ですが)映画でした。

so much to learn, so little we know

また言わせてもらいます、学ぶべきことは多く、知っていることはあまりにも少ない、のかなと。



2010-01-07

今年初のワークショップ

今月はなんと欲張って2度やります。

今年1発目は1月10日(日)に。

新年のノリ?でやります。

参加者の一人からこんなメッセージが届きました。やってる甲斐がある!なと。

“昨年は大変お世話になりました。
人生初の演劇体験で、頭がひっくり返るほど影響を受けた一年でした。
最初はついていけるかめちゃくちゃ怯えていましたが(今もですが)、大谷先生の明快な指示と、ワークショップの開放的な雰囲気、自由な展開などが面白くて引き込まれました。
次回もよろしくお願いします!”

演劇のことを‘演劇’ということばを使わずに説明したいのだけれど、ほかにいいことばも見つからないので、仮に演劇を‘みかん’に置き換えてみると:

みかんって自分でも気付かない自分に関する新しい発見ができるツールだと思うんです。
俺こんなことしちゃうの? 私こんな風に感じるの?みたいな。

他の国のことばを覚えて、自分の表現の枠が広がる感覚に似ているのか。
詩を書いてみる感覚に似ているのか。
本を読んで空想しているあのときの感覚に似ているのか。

それが

みかん。

みかんを通して、いろんな発見ができるんだよな、と。

今年1発目の詳細:

大谷賢治郎 演劇ワークショップ Vol.13&14
1月10日(日)& 31日(日) 16:00~19:00
場所:TFS幼児教室 自由が丘校 目黒区自由が丘2-19-8
参加費:2000円
開催の場所のHPです。
http://www.tfs1965.co.jp/

Come and play!
参加したい方、Please e-mail to: mapro@gol.com

2010-01-02

あけましておめでとうございます。




















I'm Starting With The Man In The Mirror
I'm Asking Him To Change His Ways
And No Message Could Have Been Any Clearer
If You Wanna Make The World A Better Place
Take A Look At Yourself, And
Then Make A Change

まずは鏡の中にいる男から始めよう
まずは自分自身から変えてみたらと彼に尋ねてみよう
どんなメッセージを伝えるにしてもまずはそこからはじめよう
もし世界をもっといい場所にしたいと思うのならば
まずは自分に目を向けてみよう、
そして、変化を起こそう

Michael Jackson / Man in the Mirror