2008-08-19

俺はブログに向いてない?

・・・のでしょうかねぇ、全然アップしてない自分に振り向き尋ねてみましたが、“向いてない”と決め付けてしまっては、“向いてない”自分になっちまうなと思い直し、久しぶりにブログ書きます。ずっと返事を書きそびれてきたメールにやっと向き合う感覚ですね。
それにしても、日々ブログをアップされている友人諸君にはホント脱帽です。勿論、みんな好きでやっているんだろうけど、日々書き綴り、書き続けることはとても素敵なことだと思います。

返事を書きそびれたメール・・・何から書いたらいいのやら。

ご無沙汰いたしております。お元気にしていますか?東京はうだるような暑さの毎日でしたね。僕は最近は、イスラエル文化大使か、俺は!と思うほど、イスラエル絡みの仕事を立て続けに二本しておりました。まずは、イスラエル人演出家・ルティ・カネルさんのワークショップの通訳をしてまいりました。前回のの彼女のワークショップでは、俳優として参加致しましたが、今回は演出側の目から彼女がどんなワークショップをするのかが見たく、彼女とサイドバイサイドにいられ、彼女のことばを直接伝える立場の通訳として参加いたしました。僕もそんなに多くの演出家と仕事をしてきたわけではありませんが、彼女は僕が知る演出家の中では、ダントツ素晴らしい!方で今回も怒涛の日々の中、脳みそがパンクするほど多くのことを学びました。ここですべては語れませんが、彼女が提示する課題に死闘する俳優をみて、俳優とは、本気でやればやるほど、大変な仕事であるなと実感いたしました。勿論、どんな仕事でも本気でやればやるほど、チャレンジのレベルがあがっていくんだと思うのですが、とにかくルティさんのチャレンジレベルがすこぶる高い!「フリをしない演技」「体の内側で起こっていることが声になり、からだの動きになる演技」って書いたらわかりにくいことなので、あえて説明は省きますが、だからこそ、ドキっとする俳優の瞬間も目にすることができる、そんなワークショップでした。俳優の修業は一生続くものなんだろうなと改めて感じ、自分のチャレンジレベルもどんどんと上げて行きたいなと実感。自分たちの芝居を終わらせたばかりだったので、入ってくる情報に渇望しつつも、頭も心もパッツンパッツンになりました・・・

そして、そのパッツンパッツンは終わることなく、次なるワークショップへと続き・・・
ルティさんのワークショップの直後、今度は自分が来年演出助手を担当する、劇団銅羅の舞台、「ハンナのかばん」のためのワークショップを銅羅の俳優さんたちと行なってきました。今度は指導する立場に。この作品も実はまた別のイスラエル人演出家が演出、彼が稽古のために来日するまでの間、彼の演出でイスラエルで芝居をしてきた僕が、演出助手の立場でワークショップを指導することに・・・。プロの俳優さんにワークショップするのは勿論今年がデビュー!!いやいや、俳優の皆さん、お疲れ様でした!ルティさん直後の僕で、チャレンジ精神全開の僕でしたから、どんどんと次から次に俳優さんに色々なことを挑戦していただいてしまい・・・。もし、これ読まれてましたら、“すいませんでした。”
日々35度が超えた真夏日のなかの夏練でしたね・・・。でもワークショップ後の俳優さんのすっきりとした顔がとても印象的でした。ワークショップ中盤には、芝居のベースになるであろう原作「ハンナのかばん」の石岡史子さんも遊びに来てくれました。今回、戯曲を担当される劇作家・いずみ凛さんも毎日参加・・・俳優さんたちがワークショップの中で果敢に創造してくれたモノを受け止め、いよいよ作品作りに・・・。今回は観客対象が小学生から大人までなので、どんな本になるのか、そして自分たちがどんな作品作りをしていくか・・・とても楽しみです。

そして、昨日、久々に脳みそ休憩、緊張感からの解放を実現、僕が最も好きな映画監督ケン・ローチの新作・「この自由な世界で」を見てきました。おそるべしです、この監督は。またもや、やられました。

イギリス版ですが予告編:



ケン・ローチについてはまた別の機会にしかと触れたいです。今回の映画を観て、確信しました、まちがいなく一番好きな映画監督の一人、です。「確信」なんてなかなか出来ないのに、確信しちゃいました!

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いいえ~、ポチポチでもぜひお書きくださいませ。
楽しみにしているものがいることをお忘れなく(^_-)-☆