2008-10-13

CHICAGOを観た

ついにミュージカル・CHICAGOを観てきました。ついにと言ってもまだ始まって4日目に観に行ったのですが・・・。いやぁ、楽しかったです。派手なセットも照明もない、出演者の衣装全員黒の真っ向勝負のミュージカル。舞台の8割がたはバンドが占めてるわけで、演技スペースはとても狭いのだけど、怒涛のようにストーリーは展開し、怒涛のように続く歌と踊り。全く間がない。間が気持ちいい芝居も勿論あるけど、シカゴに関しては間なんて問答無用ってな感じ。あまりミュージカルを見たことがない僕の連れの友人は、終始口を開けていました(比喩的に)。観終わって、口を揃えて、「明日からダンス習いに行くか?」と刺激効果単純テキメンな我々でしたが・・・。でもホント、ダンスがかっこいいんです。脇を固めているアンサンブルされている俳優アンド女優さん、必見です。緊張感のある舞台をまさに作り上げているという感じ。前回の公演でも共演させて頂いた我等が女優さんの、杵鞭麻衣さんもド頭から存在感ビシビシ来てます。大舞台での彼女、必見です!(劇場の大きな垂れ幕にもいる!)


















ここだけの話し(とインターネット上で言ってる俺)、僕は小さい頃、実はミュージカルが大好きで、きっと芝居の道に進もうと思ったのもミュージカルの影響かなりありで・・・、いや、ここだけの話し。アニーからピーターパン、オペラ座からウエストサイドストーリーまでと舞台にかじりつくように観てました。ウエストサイドストーリーに至っては少年期に入ってからテープが擦り切れるほどVHSで観てました。それがいつ頃からか、ミュージカルが好きだってことが恥ずかしくなったんでしょうね(とは言っても小中高と在学中に声高に言う機会もありませんでしたが)、大学で芝居の勉強をするころには、ミュージカルやメインストリームから遠ざかり、難しそうな芝居ばかり読んでそれに傾倒したりなんだりしつつ、演劇の歴史を学ばされるなか、頭でっかちになってたような。サブカルチャー的な演劇論をしてたような・・・そんな20代。でもおかげで、あっちもこっちも偏ることなく平たく広く芝居の知識を得ることができたのも事実。勿論、今になっても苦手な演劇って多々ありますが・・・、でも、やっぱりCHICAGO観てて元々自分の中にあるDNA情報がポップコーンのように弾けてました。歌って踊る芝居はかっこいい!未だ恥ずかしくなっちゃうミュージカルだってそりゃある。でもCHICAGOはかっこいい。かっこよかった。音楽も振付も・・・こういうのを観てしまうとアメリカの懐の深さ、感じるんです。日本語で観るシカゴってのいうのは初めてでしたが、正直何の抵抗もなかったことにあとになって気づいてました。違和感なかったな。

僕の右斜め前の席に9歳くらいの男の子が座ってました。小さいときの自分の姿に重ねて観ちゃいました。CHICAGOのDVD、擦り切れるほど観るのかな?

And・・・そんな中、最近取り組んでいた台本の英語翻訳、ようやく本日終わりました。関係者各位サマ・・・お待たせいたしました。久々の日本語からの英訳・・・思いのほか時間をとってしまいました。でも翻訳作業はしんどいけれど楽しいです。作家になった気分が多少なりとも味わえる。目で読む文章をその気になって口にして英訳している自分、しょっちゅう発見してました。

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