2015-03-21

Vagabontic Battle Night

昨夜無事に「アリスがくれた不思議な時間」の幕を下ろすことが出来ました。多くのお客様に来て頂き、大盛況に終わりました。ご来場してくださった皆様、ありがとうございます。

さて、今日からは打って変って大人なイベント。その名をVagabontic Night. 昭和音大、桐朋短大で教えるシンガー信太美奈が主催、今回はドラマー数井塁、ベーシスト岩見継吾、コンテンポラリーダンサー宮河愛一郎、そして僕での音と動きとコトバの競演。かなり熱い夜になりそう。
超忙しいメンツの滅多にない顔合わせ。是非遊びに来てください。

Vagabontic Battle Night

2015年3月21日(土)
1900 開場 2000 開演
http://l-amusee.com/saravah/schedule/log/20150321.php

3月22日(日)
マチネ
1530 開場 1630 開演
ソワレ
1930 開場 2000 開演
http://l-amusee.com/saravah/schedule/log/20150322.php


前売 3000円
当日 3500円

場所 サラヴァ東京
渋谷東急本店横
http://l-amuse

2015-03-05

「アリスがくれた不思議な時間」



  




















 二年ほど前だったと思います、現在company maの一員である原田亮が茅ヶ崎の小学校で「不思議の国のアリス」をベースにいじめについての芝居を小学生と創作、神奈川県小学校演劇発表会で絶賛されました。そのときの審査員をしていたのが、日本児童青少年演劇協会ならびにアシテジ国際児童青少年舞台芸術協会事務局長の石坂慎二氏。日本の児童演劇界を数十年とかげで担ってきた方です。発表会後しばらくして、その石坂氏から連絡を頂き、「大谷君の後輩の原田君に本(脚本)を書いてもらおうかと思うんだけど、どうだろう?で(ふじた)あさや先生と大谷君で一緒に創ってほしいんだけど」と。僕も驚きましたが、原田自身は相当驚いたと思います。なにせこれまで本なんて書いたことないのですから。でも石坂さんは小学校の発表会を見て、かなり感銘を受けたようで、「原田で行こう!」と決心したようです。それから原田の汗にじむ執筆作業。これまた日本の児童演劇の重鎮と言っても過言ではない、ふじたあさや氏の超個人指導のもと、彼は執筆に挑みました。一度だけ、その席に立ち会ったことがあるのですが、まさに超贅沢な脚本講座を見ているようで、当の本人は、ふじた氏の指摘にたじろくだけでなく、莫大な知識の情報共有に対し、変な汗を流しておりました。そして、今年の頭、ついに本が完成。その名を「アリスがくれた不思議な時間」。多分第50稿ぐらいかと思います。とっても良い本が仕上がりました。実際稽古に入っても台本の校正は続きましたが、それって実は普通のことで、何だかとっても贅沢なしかし本来あるべきの創造作業を見ているようでした。
 数十年、日本の児童演劇に関わってきた石坂氏、実はプロデューサーを務めるのは初めてのようで、「日本の児童演劇界を改革したくて」今回、自ら立ち上がったようです。その作品づくりに僕にも声をかけてくれ、とっても光栄であると同時に、今年頭のキャスティングではまだ決まっていなかった6名中4名もふじた氏承諾のもと一任させてもらい、石坂氏のその「想い」を何としても実現させるという僕の「想い」も強くなりました。
ふじた氏が集めた最高のスタッフ、僕が集めた愉快なキャストで創り始めました。そんな中、劇団が選んだキャストの一人が怪我をしてしまい、急遽降板。本人も相当悔しかったと思います、なにせみんなで創っていく面白い稽古作業でしたから。でも作品づくりは前に進めなければならず、さぁ代役をどうするか、と。えーそれが今から一週間ぐらい前の話しです。新しく代役を捜すにはあまりにも時間がなく、講じた対策は作家の原田をその役に回し、演出補で入っている僕が原田がやっていた役につくというもの。創り始めていた衣装の作業も一旦ストップさせ、僕も何年振りの採寸。現在ダッシュで台詞や歌や踊り(えーと、はい、歌と踊りもあります。。。)をマスター中であります。。。そして、実はスタッフが振付以外全員、劇団「わが町」と一緒でして(「わが町」は振付いませんので、というか、「アリス」に振付がいるということは・・・ということでもあるのですが。汗)、はい、みんなで100メートル走ぐらいのスピードで、マラソンぐらいの距離を走っている次第というわけでございます。特に衣装は大変、チェーホフの出演者は50名ほどいますし、アリスのキャラクターは20以上。あっちとこっちの稽古場でお互い鼓舞しあっております。
 てなわけで少し話しが長くなってしまいましたが、どういう結果になるのやら、是非少しでも多くの方に目撃してほしい次第です。小道具も出演者自ら作っております。僕はジャズシューズを生まれて初めて履きます。というか日本の児童劇に出演すること自体、初めてでございます。演出側の仕事をしながら出演というのも初めてでございます。はい、多くの「初めて」に恵まれ、吐きそうになるほど嬉しいのであります。因みに作家をしながら主演を演じる原田は「ザ・チェーホフ」ではチェーホフを演じます、そしてずっと腹を下してます。差し入れは「正露丸」でお願いします。

以下、公演の詳細です:




















劇団 野ばら「国際児童青少年演劇の日」記念公演
「アリスがくれた不思議な時間」
https://www.facebook.com/events/812337492170003/

作:原田亮 演出:ふじたあさや

出演:庄崎真知子(劇団銅鑼)古舘一也(company ma) 大谷恵理子 (company ma) 保坂淳(劇団野ばら)原田亮(company ma) 大谷賢治郎(company ma)

美術:池田ともゆき 音楽:藤原豊 照明:坂本義美 衣装:坂本真彩
音響:山北史郎 振付:酒井麻也子 演出補:大谷賢治郎 制作:石坂慎二 石川明

2015年 3月18日(水)・19日(木)・20日(金)
午後7時開演(午後6時30分開場)

国立オリンピック記念青少年総合センター
カルチャー棟「リハーサル室」(B1F) 
小田急線参宮橋駅下車徒歩7分
東京メトロ千代田線代々木公園駅下車徒歩10分
http://nyc.niye.go.jp/train/

参加費:2000円

主催:文化庁・公益社団法人 日本児童青少年演劇協会
協力:アシテジ国際児童青少年舞台芸術協会日本センター

劇団「わが町」公演:「ザ・チェーホフ」




















さて、今月は無謀とまで言える、本番3連発に向けての日々を過ごしております。一つ一つ紹介させて頂きやす。

まず一つ目は川崎市新百合ケ丘の市民劇団「わが町」の公演「ザ・チェーホフ」。この劇団の活動を初めて早3年。一昨年、この劇団率いるふじたあさや氏と児童演劇の仕事で出張中のオーストリアの電車の中で、「わが町」3年目にふさわしい作品は何だろうかと、車窓に流れる田園風景を目にしながら話し合っておりました。そのとき僕は大学で取ったチェーホフの授業での取組みについて話しました。それはチェーホフの戯曲ではなく短篇を劇にするという授業で、あれから20年以上経った今でも鮮明に授業内容を覚えており、劇団「わが町」でもそんな事ができないか、と。僕自身、実はずっと暖めてきたアイデアで数年後の上演に向けて更なるアイデアを膨らまし中ではあるのですが、まずは劇団「わが町」の劇団員が、ふじたあさや氏がどんな風に料理するのかとても興味深く、このチェーホフ短篇作品化のアイデアを話したところ、「それで行こう!」ということになり、昨年の夏ごろから二期生のオーディションそしてワークショップを始めて、「料理」の実験がスタートしました。そして実際フタを開けてみると、す、すごいことに。なんと9歳の小学生から74歳(ぐらい)の方まで20数名の劇団員がそれぞれみつけた短篇から、こちらから提案した短篇から台本を次々と書いてきまして。「あの人が書くなら私も」という波状効果がぐわんぐわんと起こりまして、ついには12月迄に50篇近くの作品が持ちこまれ、ワークショップ的な稽古でそれらを演劇化していくという市民劇、いやいやプロの劇団でも考えられない様な奇跡のプロセスが生まれました。またどの作品も甲乙つけがたく実に面白い。なので、そこからのプロセスもこれまた大変。作品を絞り込み、今度は一つの作品にしていかなければならないのですから。さすがのふじたあさや氏も上演戯曲に仕上げるのにそこから時間をかけての料理、本が最後まで上がってきたのは2月末。今年に入ってからは「戯曲」の料理が出来た順に「作品づくり」の料理をしていくという「おもしろい」のと「大変!」な紙一重の作業。今もなお、料理は続いています。仕上げのスパイスを加えるのに、時間があまりないとは思いつつも、こっちもつい「あーしてみよう、こーしてみよう」と演出アイデアを提案したり、試したり。6歳から77歳(ぐらい)の人たちが共同で創造作業している姿はホントに美しいです。

現在、僕も演出補として、衣装さんや作曲家の追い上げと共に突っ走っております。100メートル走並みのスピードで、マラソン並みの距離を。というのは、実は・・・

とこの続きは次のブログで!

以下、公演の詳細です:




















演出家・ふじたあさやより  
 しんゆりの私たちの稽古場は、今、ちょっとした盛り上がりを見せています。
「チェーホフの短編小説を読んでみよう。面白いと思ったら、脚色してごらん」といったところ、にわか劇作家が、なんと20人も現れたのです。中には小学生までいます。一人で短編を12本も脚色した人もいますし、何本かの短編をオムニバスにして一晩芝居にした人もいます。みんな、チェーホフとはこういうものだ、演劇というのはこういうものでなくてはいけないという先入観に、とらわれていない人たちです。だから、チェーホフの一つ所に留まっていない面白さを、つかむことができたのでしょう。
 これから皆さんが書いてくれた場面を組み合わせて、作品化していくわけですが、にわか劇作家たちのがんばりのおかげで、日本の演劇人たちがこれまで思い込んできた抒情的な〈チェーホフらしさ〉からは、どうやら抜け出せそうです。きっとこれまでになかったチェーホフ劇ができるでしょう。
 あの世のチェーホフさん、見に来てください。ご招待します。

公演日時 2015年3月13日(金)~15日(日)

13日(金) 19:00開演
14日(土) 14:00開演/18:00開演
15日(日) 13:00開演/17:00開演
※開場は開演の30分前。

【キャスト】
●劇団員(50音順)
秋山敏佑樹、池田紗菜、いまどりえ、上村健太郎、上田明彦、梅澤賢一、梅澤実里、圓崎大和、圓崎弥生、大野倫子、大野好之、奥野氾子、小山雲母、狩野 淳、上崎 実、木村陽子、小松 祥、近藤明子、酒井道子、酒井みな実、酒井優月、品田芙季、杉山つばさ、鈴木明博、高取良典、竹中秀明、田中千恵美、田中優香、田辺佐保子、坪井翔、豊田泰史、中平朝恵、夏堀妙子、成澤布由子、羽賀拓郎、萩坂心一、萩原みどり、橋迫千明、林 桃子、日野順子、平井陽菜、藤村明史、牧野克己、松崎朝子、松澤亜美、宮下瑛美、村上マヤ子、村瀬真秀子、森山蓉子、矢澤耕一、柳瀬健太郎、山浦弘靖、山下優里、山田スミ子、山田睦実、山田誠浩、若原千大

●客演
古舘一也(company ma) 原田 亮(company ma)

【スタッフ】
原作:アントン・チェーホフ
作・構成・演出:ふじたあさや/作:劇団わが町文芸部
美術:池田ともゆき 衣裳:坂本真彩 照明:坂本義美 音楽:藤原 豊 
音響:山北史朗 舞台監督:野口岳大 演出補:大谷賢治郎 


主催:芸術によるまちづくり・かわさき2014実行委員会/川崎市
後援:「しんゆり・芸術のまちづくり」
企画・制作:川崎市アートセンター/NPO法人KAWASAKIアーツ

チケット 【料金】
一般 2,500円/小学生 1,000円(全席指定・税込)

※未就学児童のご入場はご遠慮下さい。
※小学生のチケットは窓口販売のみとなります。
※車椅子でご来場のお客様は当日のスムーズなご案内の為、チケット購入後、事前に川崎市アートセンターまでご連絡をお願いします。

【発売日】2015年1月20日(火)

【取扱い】川崎市アートセンター
●窓口販売 9:00-19:30(毎月第二月曜除く)
●電話予約 044-959-2255(9:00-19:30 土日祝・毎月第2月曜を除く)
●WEB    チケット購入はこちらから

劇団わが町とは 2012年6月に生まれた新しいゆるやかな劇団です。劇団員は地域住民の方々、総勢約50数名。年齢制限はなく、現在7~77歳までのメンバーが所属しています。しんゆりシアターのラインナップの一翼を担い、長期的に様々な創造活動を行なっていきます。http://our-town.jp/

お問合せ 川崎市アートセンター 044-955-0107



2015-03-04

赤ちゃんのための演劇 Baby Space
















うわっ、久しぶりに投稿しようとブログ見たらビックリ!最後の投稿が昨年の12月1日!

いやいや、ご無沙汰致しております。
そして改めまして、あけましておめでとうございます。

時の流れは早いものですね。

まずはここ最近の報告をと思いながら、カレンダーを見てみますと、まぁ、色々やっておりますが、セルビアから来た赤ちゃんのためのパフォーマンスのコーディネートをしてたというのがメインイベントの一つですね。

日本児童青少年劇団協同組合が主催して、ここ数年、’ベイビードラマ’と言われる乳幼児のための演劇を日本に紹介する動きがあるのですが、僕も今年初めてコーディネーターの一人として関わらせてもらい、福岡・名古屋・横浜と3週間のツアーを一緒に回ってまいりやした。日本ではまだまだ知られていませんが、世界では「赤ちゃんのための演劇」ってのが盛んに行なわれております。更に言えば、新生児のための、胎児のための演劇ってのもあるようです。発達心理学や現象心理学の裏付けをしっかり踏まえつつ、ヨーロッパや韓国でも心理学者と芸術家が一緒になって開拓されている分野でして。

僕もこの3週間のツアーの中で、今回紹介した作品のクリエーターの講義の通訳もしたもんで、かなり色々学びました。いやぁ深い。そして興味深い。

乳幼児の超越した感覚が感知するものとは何か。
自分が自然の、地球の、宇宙の一部であること。母の安心感が自分の安心感につながること。

僕もこの分野を日本で開拓する挑戦をしまっせ。

本来は、今日の投稿は今月やることのてんやわんや、いやいや、あれやこれやの告知のつもりでしたが、書き始めてみると、まずはそのベイビードラマのことを共有したいなと思い、あーだこーだ告知する前に映像をここにアップします。

Baby Space by Dalija Acin Thelander



Baby Space in Japan
Concept, Space Design and Choreography: Dalija Acin Thelander
Choreographed Installation for Babies 3-18 months
January 2015
Music: Anja Djordjevic
Coordination: Japan Union of Theatrical Companies for Children and Young People, Diana Krzanic Tepavac, Akira Ota, and Kenjiro Otani in cooperation with ASSITEJ Serbia and Japan
Film Direction: Katsuhito Yagi












2014-12-01

company ma : a new website / 新しいカンパニーの旗揚げ!



















(English text follows after Japanese text)

いよいよ自分たちのカンパニー、company ma の旗を揚げることとなりました。本日より、ウェブサイトを公開させていただきます。

We have finally founded our theatre company named "company ma".
Please visit our brand-new bilingual website:

http://company-ma.com

今後とも我々の活動を暖かく見守ってくださいますよう、何卒よろしくお願い致します!
Many thanks for all your supports!

company ma 代表 /director
大谷賢治郎
Kenjiro Otani



2014-11-22

紛争地域から生まれた演劇 リーディングの演出をします。


ご無沙汰致しております。9月以降、あっちゃこっちゃ行っておりました。毎年行なっている文化庁主催・劇団銅鑼「ハンナのかばん」の公立小中学校の演劇ワークショップで、今年は鹿児島、大分、宮崎へ。種子島から、本島最南端の佐多岬、映画「100年ごはん」でお世話になった臼杵、はたまた全校生徒26名の小学校にお邪魔したりもしました。当然のことながら、今うちは芋焼酎で溢れています。
また、劇団わが町の「わが町 しんゆり」の再演もあり、あしげに新百合ケ丘にも通っておりました。一昨日までは打ち合わせと銘打って沖縄にも行き、未来のあれやこれやの計画も。はい、色々と動いております。

さて、本題に。来月、リーディングの演出を致します。イスラエル人のアーティスト自身の体験から描かれたパレスチナでの物語をドラッグクイーンが語ります。僕も最初読んだとき、作品の面白さと内容に震えが止まりませんでした。相当なチャレンジになることを覚悟し、この度演出を致します。僕の演出だから観に来て!ってだけでなく、是非ともいろんな方に観てほしい、聞いてほしい、とても鋭い、とてもプライベートな物語です。

因みに演奏は高校からの友人でLittle Creatures等でも活躍する鈴木正人です。オリジナルの舞台ではふんだんに音楽が奏でられるのですが、リーディングでもふんだんに使う予定です。そのため、今鼻歌で作曲中です・・・。


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国際演劇協会主催 紛争地域から生まれた演劇 シリーズ6 リーディング 「私たちは戦争、暴力、支配を超えられるか?1914-2014: 第一次世界大戦から100年」

『燃えるスタアのバラッド』(UK/イスラエル)

昨年のエディンバラ・フリンジフェスティバルで大賞受賞、多国籍劇団によるパレスチナ紛争を題材とした作品。

ロンドンを拠点とする多国籍劇団 Theatre Ad Infinitum によって製作され、昨年のエディンバラ・フリンジフェスティバルで大賞受賞、現在、英国ツアー中の作品。劇団はパリのジャック・ルコック国際演劇学校の卒業生たちによって結成されたフィジカルシアターを基本とする団体である。この作品の作・演出・主演のNir Paldiはイスラエル出身、パレスチナ問題を同時に「イスラエル問題」としてとらえ、紛争と占領がイスラエル人の心理にどのような影響と分裂を引き起こしているかを「キャバレースタイル」を使って描き出している。

作:ニル・パルディ(Nir Paldi) 訳:角田美知代

演出:大谷賢治郎(company ma)

出演:板津未來 尾川詩帆 小山萌子(エンパシィ) 佐原由美(流山児★事務所) 土井真波(劇団銅鑼) 古舘一也(company ma)

演奏:鈴木正人

●日時
2014年12月19日(金)19時/20日(土)14時
●会場
東京芸術劇場アトリエウエスト
●料金
各回:1500円(ITI会員:1,000円)トーク・シンポジウム・ラウンドテーブル込み
●ご予約/お問合せ                                                公益社団法人 国際演劇協会日本センター事務局
E-mail : ititicket@gmail.com
TEL : 03-3478-2189(平日11時〜17時)
FAX : 03-3478-7218
FAXでのお申込みも可能です。氏名(フリガナ)・日時・枚数・連絡先等を明記ください。
料金のお支払いは、当日受付にてお願いします。



2014-10-02

東大で演劇ワークショップ!




















これまで色々なところで、演劇ワークショップを行なってきましたが、(実は現在も、今年で4年目になる劇団銅鑼「ハンナのかばん」文化庁・文化芸術による子どもの育成事業の公立小中学校を回る演劇ワークショップで南九州を巡行中!)ついに東京大学で行なう機会を頂きました。

東京大学大学院で「哲学」を学んでいる、総合文化研究科・教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター(通称UTCP)にて「哲学ドラマ」と題して演劇ワークショップを行ないます。

この研究センターは3つのグループに分かれているのですが、そのうちの二つ、「共生のための障害の哲学」と「哲学をすべての人に」という2グループの共催で行ないます。
一つ目のグループは「当事者研究」と言って、発達障害や精神障害を持っているとされる当事者が、障害者と健常者の間の共生社会を築くための哲学を展開していくことを目的としており、二つ目のグループは「哲学対話」と言って、哲学カフェや、学校での哲学教育、子どものための哲学など、哲学者だけでなく、ワークショップなどを通して開かれた哲学を発展していくことを目的としており、この二つが共催で行なう、演劇ワークショップ。面白くならないわけがないだろうと、話しをもらったとき、すぐに手を挙げて「やります!」と返答しました。

何年か前に「ちいさな哲学者たち」というフランスのドキュメンタリー映画がありました。その映画は、フランスの幼稚園が舞台で、子どもたちが「愛ってなんだろう?」「自由ってなんだろう?」って話し合う2年を追っており、まさに子どもたちに「考える」機会を与え、自分のことばで「生きること」の意味を探って行く姿に、僕は目から鱗が何枚も落ちました。「哲学」というと難しい響きに聞こえるけれど、生きて行くことの中にある様々な疑問を考えること。それは僕が自分の演劇ワークショップで子どもたちに繰返し言う、「自分で考えて動いて」「想像力を使って」ってことに繋がるな、と。「考える力」や「想像力」を持つことで、共感や当事者意識が持てるようになれたらという人間力の教育を僕も演劇のワークショップを通して行なって行けたらと思っていた時にまず、「哲学のすべての人に」の哲学対話ワークショップに出会い、僭越ながら、子どもたちとの活動の可能性を広げたい僕の心に共鳴しました。



また、アシテジ国際児童青少年演劇協会の仕事で、様々なアーティストに会う中、「インクルーシブ・アート(包括的芸術)」と言った活動をしている人たちと出会い、やはり障害を持った当事者が演劇活動を展開させていくというもので、これもまた僕のやりたい活動の一つとしてビンゴでした。そして、今回出会った「共生のための障害の哲学」。僕にはまだまだ計り知れない研究ですが、是非ともこの機会を通して、僕自身学ばせてもらえたらと思っています。

勿論様々な「障害」と言われるものがあり、一概には言えませんが、社会に順応するのが難しい人を「障害」を持っている人と括る傾向があると思います。しかし、それは現在の社会の在り方は絶対であるという考えに基づくもので、それは学校生活に馴染めない子を特別支援学級に入れる傾向にも似ていると思います。明確な答えは出せないのですが、僕には社会に適応する人が健常であり、適応出来ない人が障害者だとは単純に思えないのです。

なんてことを思ったり、考えたりしながら、今回のワークショップの機会、嬉しく思います。

今回のワークショップはズバリ「恋愛」。
寺山修司の「人魚姫」のテキストを使って、恋愛について、演劇ワークショップを通して哲学します。

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東京大学大学院総合文化研究科 教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター UTCP L2×L3合同企画
哲学ドラマ ワークショップ
愛すること 愛されること:「恋愛」の当事者研究
~演劇という「空想」を通して「恋愛」を哲学する~


テーマは恋愛。
愛するとは、愛されるとはなにか。自分とは違う存在、身体、世界を生きる他者であるあなたに、なぜ私は近づきたいと願うのか。
誰もが一度は当事者になったであろう恋愛について、寺山修司版『人魚姫』という物語の中で、一緒に楽しく考えていきたいと思います。

当事者研究とは、自分たちの苦労のメカニズムを自分たちで解明し、自分助けの方法を探求していく実践です。これは、「自分」を「哲学」することに通じます。
このワークショップでは、演劇という空想を通して当事者研究―哲学―するワークを行います。
後半、当事者研究や国内外で演劇実践を行っているパネリストと参加者の皆様で、ワークを踏まえた哲学対話を行います。

2014/10/13(月・祝) 13:00~18:00

 第1部 哲学ドラマワークショップ 
 13:00~15:30 [定員]30名程度 
 東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE 101

 第2部 フォーラムダイアローグ 
 16:00~18:00 
 東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE 303

 使用言語:日本語|入場無料|要事前登録|対象:12歳以上

※事前登録が必要となります。
参加をご希望の方は、こちらのフォームよりお申し込みください。
※第二部からのご参加も歓迎いたします。

〈参加者の皆様へ〉
第1部のワークショップにご参加の方は、動きやすい服装でご参加ください。また、第1部の会場では靴を脱いでいただきますので、よろしければ靴下、または体育館履きなどをお持ちください。
当日は祝日のため、大学内購買は閉まっております。お飲み物のご用意をお忘れになりませんよう、お願い申し上げます。また、長時間になりますため、飴やチョコレートなどをお持ちいただくことをおすすめ致します。

ゲスト:

 第一部〈構成・出演〉
 松山(福士)侑生(つくば国際大学)
 大谷賢治郎(国際児童青少年演劇協会理事)
 土井真波(劇団銅鑼)

 第二部〈パネリスト〉
 当事者の立場から…水谷みつる(こまば当事者研究会)
 演劇実践家の立場から…花崎攝(企業組合演劇デザインギルド)
 支援者の立場から…向谷地生良(北海道医療大学)
 研究者の立場から…石原孝二(UTCP)
 出演者の立場から…松山侑生、大谷賢治郎、土井真波  

オーガナイザー:
 第一部…梶谷真司(L3「Philosophy for Everyone」)
 第二部…石原孝二(L2「共生のための障害の哲学」)

企画:松山(福士)侑生(つくば国際大学、こまば当事者研究会、P4E研究会)
主催:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門 
L2「共生のための障害の哲学」、L3「Philosophy for Everyone ~哲学をすべての人に~」